カードローンと借り換えローンの違いはココ!違いを理解して借り換え

カードローンでの借り換えはカードローンや借り換え専用ローンを使って行えます。しかしカードローンと借り換え専用ローンにも違いがあるため、違いを理解して借り換えをしてみてはどうでしょうか。

違いを理解すれば、カードローンの返済がしやすくなったり、利息を抑えられたり、より自分が利用しやすいローンで借り換えすることができます。ここではカードローンと借り換え専用ローンの違いを比較していくため、借り換えをする前に読んでみてください。

カードローンと借り換え専用ローンの違いはどこにある?

カードローンと借り換え専用ローンの違いと言えば、まず借り換えの専用ローンかそうでないかという違いがあります。カードローンは基本的に用途自由のため、カードローンの機能を持ったまま借り換え可能です。

つまりカードローンで借り換え後でも限度額の範囲内で借入をすることができます。対して借り換え専用ローンでは一度借り換えをすると、追加で借入することができません。

その他にもカードローンと借り換え専用ローンでは違いがあるため、借り換えをする時には注意しなくてはいけません。

カードローンと借り換え専用ローンの返済方法にも違いがある

カードローンと借り換え専用ローンでは返済方法が異なることもあります。具体的に言うとカードローンでは「残高スライドリボルビング返済」が多く、借り換え専用ローンでは「元利均等返済方式」が多いです。

またどちらのローンでも「約定返済」が毎月発生しますが、返済金額的に言えばカードローンの方が返済額は少なめです。対して借り換え専用ローンは返済期間によって返済額が変わることが多いため、返済期間によっては借り換え前よりも返済額が多くなってしまうこともあります。

どちらのローンでも繰り上げ返済を利用することができます。カードローンであれば自分のタイミングで自由に繰り上げ返済が可能ですが、借り換え専用ローンの場合には手続きが必要となることもあるため注意が必要です。

カードローンと借り換え専用ローンは完済手続きにも違いがある

カードローンの借り換えをするということは、現在利用しているカードローンを完済する必要があります。この完済する時の方法がカードローンと借り換え専用ローンでは異なることもあるため、よく考えなくてはいけません。

カードローンで借り換えをする場合、完済手続きは自分で行わなければいけません。

具体的に言えば、借り換え後のカードローンからお金を借りて、借り換え前のカードローンを完済するという手順を自分で行う必要があります。

借り換え専用ローンであれば契約後に、現在利用しているカードローンに借入残高分を直接振込してくれるため完済手続きを自分でする必要がありません。

カードローンと借り換え専用ローンは総量規制の違いもある

カードローンといえば総量規制の事も考えてから借り換えをしなくてはいけません。カードローンの場合、消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象となり、銀行のカードローンは総量規制の対象とはなりません。

対して借り換え専用ローンは総量規制の対象となりません。借り換え専用ローンは消費者金融でも扱っていますが、この場合も総量規制の対象とならないため年収の3分の1を超える借り換えをする時に利用することもできます。

カードローンと借り換え専用ローンでは借り換え対象のローンが違う

カードローンの借り換えをする場合、借り換え対象が違うこともあるため借り換え対象にも注意する必要があります。

借り換え対象とは何か?というと、例えば消費者金融で扱っている借り換え専用ローンは、貸金業からの借入のみ借り換えの対象となっていることが多いです。

そのため消費者金融の借り換え専用ローンは、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシング枠での借入のみ借り換えすることができます。つまりこの場合は銀行カードローンからの借入を借り換えすることはできません。

対してカードローンでの借り換えであれば、特に対象を気にすることなく借り換えできる事が多いため、銀行から銀行への借り換えや消費者金融から銀行への借り換えという事も可能です。

違いを比較するとカードローンで借り換えした方が良いの?

カードローンと借り換え専用ローンの違いを比べると、カードローンの方が借り換えに向いているように見えます。具体的に言えば、借り換え後に自由に使うこともでき、繰り上げ返済も自分のタイミングで可能、返済も約定返済額が少ないとメリットがあるためです。

確かにカードローンは借り換えする時にオススメの借り換え先ですが、必ずしもカードローンの方が良いという訳ではありません。

なぜ借り換え先がカードローンでない方が良いのか

借り換え先がカードローンでない方が良い理由としては、まず追加融資の事が挙げられます。借り換え専用ローンとの違いと言えば、カードローンで借り換えをすれば追加借入ができるという点です。

追加借入ができる点は便利に聞こえますが、追加借入ができるということは借り換え後に借金が増えてしまう可能性があるということになります。

特にカードローンといえば使い勝手がよく、ついつい使い過ぎてしまうという事も多いため、借り換えをしても追加借入をして完済できなくなってしまう可能性が高いです。

対して借り換え専用ローンであれば、追加借入はできませんが、一度借り換えをすれば新たに借金が増えることなく返済し続けることができます。契約時の返済計画にもよりますが、追加借入をしない事で返済回数を減らせたりそれに伴う利息の軽減に期待できたり、借り換え専用ローンのメリットも大きいです。

借り換えをする場合はカードローンと借り換え専用ローンの「追加借入の違い」をよく考えて借り換えをしなくてはいけません。

カードローンでの借り換えは審査が厳しい点も注意

カードローンと借り換え専用ローンでは審査の基準が違うと言われていることを聞いたことはないでしょうか。審査の基準は金融会社によって異なりますが、借り換え目的の場合はカードローンの方が審査基準は高い傾向にあります。

審査が厳しいと言われる理由は、そもそもカードローンは借り換え目的に利用するローンではないためです。そのため審査をする時に借入があることを前提に審査が行われ、すでにカードローンと契約しており借入がある場合に審査に通りにくくなると言われています。

対して借り換え専用ローンは借り換えを目的としたローンのため、すでに借入があることを前提に審査を進めてくれます。借入があるという理由だけで審査に落ちることがなく、借り換えができる可能性が高いです。

審査に不安を感じる人はカードローンでの借り換えをまず考えるのではなく、まずは借り換え専用ローンでの借り換えを考えてみてください。

カードローンと借り換え専用の違いから選ぶ借り換え先!

カードローンと借り換え専用ローンには違いがあるため、カードローンでの借り換えに向いている人もいれば、借り換え専用ローンでの借り換えに向いている人もいます。

違いを比較してみて、利用しやすい方で借り換えをした方が返済もしやすいため、借り換えも成功しやすいです。

借り換え後に追加借入できることが特徴のカードローン

カードローンの大きな特徴としては、借り換え専用ローンとは違い追加借入ができる点にあります。限度額に余裕があればいざという場合に追加借入できるため、急な出費に対応したいという人にオススメです。

また毎月の返済金額は無理のない範囲になることも多いため、無理なくコツコツ返済していきたいという人にも向いています。繰り上げ返済も自分のタイミングでできる点もメリットで、繰り上げ返済をうまく利用すれば借り換え後の利息を抑えることも可能です。

カードローンとは違い返済に集中できる借り換え専用ローン

借り換え専用ローンは借り換え後の追加借入はできませんが、返済に集中できるローンです。完済まで着実に進めることができるため、完済を目指したいという人に向いています。返済のみ可能なため、カードローンをついつい利用してしまう人にもオススメです。

総量規制の対象にもならないため、すでに年収の3分の1以上の借入がある人や、借り換え後のローン借入合計が年収の3分の1を超える時に借り換えすることもできます。

カードローンと借り換え専用ローンに向いていない人!

カードローンと借り換え専用ローンはそれぞれ向いている人もいれば向いていない人もいます。例えばカードローンであれば、追加借入ができる点からカードローンをつい使ってしまうという人には向いていません。

理由はカードローンをつい使ってしまうという人は借り換え後でも借入をしてしまい完済までの期間が延びてしまうためです。カードローンはとても利便性が高いため、ついつい使い過ぎてしまう癖がついている人も多いため、カードローンで借り換えをする時は注意してください。

借り換え専用ローンは追加借入することができないため、借り換え後にいざお金が必要になった時に対処することができません。そのため、いざという時の対処方法の為にカードローンを手元に置いておきたいという人にも借り換え専用ローンは向いていません。

カードローンと借り換え専用ローンにはそれぞれ向いている人もいれば向いていない人もいるため、向いているローンで借り換えをするようにしましょう。

カードローンの借り換え前に契約内容の違いも比較しよう

カードローンの借り換えをする場合、カードローンを利用する場合でも、借り換え専用ローンを利用する場合でも契約内容が変わります。借り換えをするのであれば契約内容の違いに注意してください。

特に借り換えをする人は「利息を安くしたい人」「返済負担を減らしたい」「金利を下げたい」など金利や利息、返済負担をどうにかしたいという人も多いのではないでしょうか。

返済負担を軽減したいなら借り換え後の返済額に注意

カードローンと借り換え専用ローンではそれぞれ最低約定返済額が決まっていることもあります。当然ですが、毎月の返済負担を減らしたい場合は借り換え前よりも、返済額が少ないローンを選ばなければいけません。

借り換え前よりも返済金額が増えてしまうと、借り換え前の返済が遅れ気味の場合は延滞や滞納につながることもあるため注意してください。

カードローンの借り換えは金利と利息の違いに注意

カードローンの借り換えをする場合、金利を下げたい人や利息を安くしたいという人も多いのではないでしょうか。金利はローンによって数値が異なるため、借り換え前後のローンで違いを比較してから借り換えをするようにしましょう。

当然ですが金利は低い方が利息を安くできる可能性が高いため、借り換えをする場合は金利の違いを比較して、現在よりも低い金利のローンで借り換えをするようにしましょう。

カードローンの借り換えは利息の計算を忘れずに行う

カードローンの借り換えで利息を安くしたい場合、より低金利のローンを利用すれば利息を安くできる可能性があります。

しかし必ずしも金利が下がれば利息が安くなるわけではありません。場合によっては金利が下がっても、借り換え後の利息が高くなってしまうこともあるため、よく計算してから借り換えすることをオススメします。

具体的に言うと、金利が下がっても利息が高くなるケースは、借り換え前よりも完済期間が長くなる時です。特に毎月の約定返済金額が借り換え前に比べて少なくなる場合は完済までの期間が長くなるため注意しなくてはいけません。

完済までの期間が長くなると利息がなる理由ですが、完済までの期間が長くなれば返済回数が増えるためです。利息は約定返済で必ず発生し、返済回数が増えればそれだけ利息を取られ続けることになり、最終的な利息が高くなってしまいます。

逆に借り換え前に比べて返済額が高くなり、完済までの期間が短くなれば最終的な利息を抑えることもできます。自分の収入に自信がある場合は、返済金額を上げる事で利息を安く抑えることができるため利息を安くしたい人にオススメです。

カードローンと借り換え専用ローンには違いがある!

カードローンと借り換え専用ローンには違いがあるため、借り換え先を選ぶ場合は違いをよく理解してから借り換えすることをオススメします。

ご存知の通りカードローンは用途自由で限度額の範囲で借入が自由のため、借り換え後でも今まで利用してきたカードローンと同様に利用することができます。借り換え前と同じように利用することができるため、利用しやすいですし追加借入できる点もメリットです。

ただし借り換え後に追加借入をしてしまうと、借金が増えそれに伴い完済までの期間が長期になってしまうこともあります。利息も高くなってしまうこともあるため、カードローンで借り換えをする場合は追加借入に注意してください。

またカードローンは借り換えを前提としたローンとなっていないため、借り換え目的で申し込みをした場合に審査が厳しくなってしまうこともあります。そのため、カードローンで借り換えをする場合は申し込みをする段階であらかじめ借り換えであることを伝えてから申し込みをしてみると良いでしょう。

借り換え専用ローンは名前の通り借り換えの専門となっており、一度借り換えをしたらそれ以降は完済まで返済し続けることになります。追加借入をして新たな借金が増える事もないですし、完済まで集中して返済していけるため、確実に完済したい人にオススメです。

追加借入ができないため、借り換え後にお金が必要になった時に借入をすることはできません。借金が増えない点ではメリットですが、急な出費に対処できない点はデメリットとなるため注意してください。

借り換えをすると、借り換えの前後で返済計画に違いが出てきます。例えば毎月の約定返済額や金利、返済回数など、違いをよく比較してから借り換えすることも忘れてはいけません。

借り換えというと多くは返済負担を軽減するために行うため、借り換え後に利息は安くなるのか?毎月の返済金額に負担がかからないの?など違いをよく比較してから借り換えをするようにしましょう。