カードローンの返済負担が減る借り換えとおまとめ!どこが違うの?

カードローンは借り換えやおまとめをすることで返済計画を立て直すことができます。返済負担を減らせることも多く、カードローンの返済で困っている人にオススメです。

カードローンの返済計画を立て直すのであれば、まず借り換えとおまとめについて知っておく必要があります。返済計画を立て直す目的で借り換えやおまとめをしても返済負担が減らないこともあるため、まずは借り換えやおまとめの事を知ることから始めましょう。

カードローンの「おまとめ」と「借り換え」は同じではない

カードローンの「借り換え」と「おまとめ」は返済計画を見直すという点では同じですが、全く同じではありません。

「借り換え」は現在借り入れしている1社のカードローンから、別のカードローンに返済先を変えることを言います。例えばA社のカードローンから70万円借りているとします。新たにB社のカードローンから70万円を借りてA社の借金を全て返済すると借金はすべてB社に残り、これが借り換えです。

対しておまとめは複数のカードローンを1つのローンにまとめることを言います。例えばA社とB社、C社と3つのカードローンを利用していると返済先は3社です。ここで新たにD社から借入をしてA社、B社、C社で借りている借金を全て返済すると返済先はD社にまとめられます。

借り換えは1つのカードローンの立て直し、おまとめは複数のローンの立て直しと覚えておきましょう。

カードローンの借り換えやおまとめはどのローンでできる?

借り換えやおまとめはカードローンや専用ローンを使うことでできます。カードローンは借り換えやおまとめを目的としたローンではありませんが、借り換えやおまとめとしての利用も可能です。

専用ローンは主に消費者金融で扱っています。例えば「プロミスおまとめローン」やアイフルの「かりかえMAX」などがあり、おまとめや借り換えに利用可能です。

その他としては、フリーローンを借り換えやおまとめに利用することもできます。ただし、フリーローンによっては借り換えやおまとめに対応していないこともあるため、確認が必須です。

カードローンと専用ローン、フリーローンにはそれぞれ特徴があるため、使い分けることでより効率的に借り換えやおまとめができます。メリットだけではなくデメリットの事も考えて借り換え先、おまとめ先を選ぶようにしましょう。

借り換えやおまとめはローンの特徴から選択!

カードローンや専用ローン、フリーローンにはそれぞれ特徴があります。カードローンには借り換え後やおまとめ後でも追加で借入ができるという特徴があり、緊急時の備えとして使うことも可能です。用途自由のお金を借りることができるため、借り換えやおまとめ後に追加借入を考えている人に向いています。

専用ローンは借り換えやおまとめ後は返済のみ可能です。返済集中できるため返済の遅延や滞納をしなければ確実に完済することができます。ついカードローンで借りてしまう人や返済をコツコツしていきたいという人にオススメです。

また専用ローンは主に消費者金融で扱っています。借り換えやおまとめは貸金業からの借金のみ可能なので、銀行からの借金を借り換えやおまとめできないこともあるため注意してください。

フリーローンは専用ローンと似ており、借り換えやおまとめ後は返済のみ可能です。確実に完済したい人に向いているローンとなっています。

借り換えやおまとめ後に借り入れをしたいという人はカードローン、返済に集中したいという人は専用ローンやフリーローンで返済計画の見直しを検討してみてください。

カードローンの借り換えやおまとめで返済計画を見直すメリット

借り換えやおまとめで返済計画を見直すと様々なメリットに期待することができます。借り換えとおまとめにはそれぞれでメリットがあるため、メリットを生かせるように返済計画を見直しましょう。

  • 利息を減らせる
  • 返済額を減らせる
  • 返済先を1つにできる
  • 総量規制の対象外

低金利のローンで借り換えやおまとめをすれば利息軽減のメリットが

ローンの金利はそれぞれ異なるため、現在よりも低金利のローンで借り換えやおまとめをすれば返済時に発生する利息を抑えることができます。

金利は銀行で扱うローンの方が低金利となっている事が多いです。そのため、利息を重視して借り換えやおまとめをするのであれば銀行ローンを利用することで利息を抑えられる可能性があります。

借り換えやおまとめで毎月発生するローンの返済額を減らせる

借り換えやおまとめをすることで、毎月発生する約定返済の金額を減らすこともできます。

特に複数のカードローンから借入をしている場合、1つごとの返済額が少なくても数が重なることで高額の返済額となっていることが多いです。

現在のローンよりも返済額を少なくすれば毎月の負担も減らせるため、毎月の約定返済が辛いのであれば現在よりも返済金額を抑えた返済計画を立てると効果的です。

おまとめローンは返済先が1つになるため管理も容易に!

複数のカードローンから借入をしていると、返済先の数も増えてしまいます。それぞれ返済日や返済額を覚えておかないといけないため、管理が大変です。

おまとめをすることで返済先を一つにできるため、返済日や返済額の管理も容易になります。返済忘れや口座内の残高の管理もしやすくなるため、管理の負担を減らしたいという人にもおまとめはオススメです。

おまとめや借り換え専用ローンは総量規制の対象外!

消費者金融で扱っているおまとめや借り換え専用ローンは総量規制の対象とはなりません。年収の3分の1を超えての借り入れもできるため、借入金額が多い人でも借り換えやおまとめをしやすくなります。

ただし総量規制の対象外といっても高額の融資になると審査が厳しくなる傾向にあります。審査落ちの可能性も上がりますし、すべての借り入れを借り換えやおまとめできないこともあるため注意してください。

利点ばかりではない!ローンの借り換えやおまとめにはデメリットも

カードローンの借り換えやおまとめには利点だけではなくデメリットもあります。デメリットの事を知らずに借り換えやおまとめをして損をしないようにどのようなデメリットがあるのか理解しておきましょう。

  • 毎月の返済負担が減らない
  • 返済総額が増える
  • おまとめは返済が長期化
  • 審査が厳しい
  • 審査に時間がかかる
  • 返済遅延があると利用不可

借り換えやおまとめをしてもローンの負担が減らない

借り換えやおまとめ後の毎月発生する返済金額はローンや利用者の希望によって様々です。返済計画をよく考えてから借り換えやおまとめをしないと、毎月発生する返済金額が減らないこともあります。

毎月の返済負担の軽減を目的に借り換えやおまとめをする時、返済計画をよく考えずに毎月の返済負担が軽減できないと借り換えやおまとめの意味がなくなってしまいます。

借り換えやおまとめをするのであれば、よく計画を立てて毎月の返済負担を本当に減らせるのかよく考えてから行うようにしましょう。

借り換えやおまとめでローンの返済期間が長期化するデメリット

借り換えやおまとめをすることで完済までの期間が長期化することもあります。完済までの期間が長期化することはデメリットにもなりえるため、注意しなくてはいけません。特におまとめの場合、複数のカードローンからの借金を1つのローンにまとめるため、借金の金額が高額になりがちです。

借金の金額が高額だと完済までの期間も長くなってしまうため注意が必要です。完済期間が長期化すると、発生する利息が高くなり返済総額が借り換えやおまとめ前に比べて高くなってしまうことがあります。

1回ごとの返済負担が減っても最終的な返済金額に変化がないという事も多々あるため、1回ごとの返済計画だけではなく最終的な総返済額の事も考えて借り換えやおまとめをするようにしましょう。

カードローンの借り換えやおまとめをするには審査がある!

カードローンの借り換えやおまとめをする場合は、審査を再度受けなくてはいけません。借り換えやおまとめをする時に、審査はデメリットとなるため注意が必要です。借り換えやおまとめをする場合、すでに借金がある状態でローンの審査を受けることになります。

借り換えやおまとめ目的ならローンによっては借金があることを考慮して審査をしてくれることもありますが、場合によっては多重債務として審査をするローンもあります。

すでに借金がある状態で審査を受けるため、審査も厳しめに行われるため落ちてしまう可能性も高くなります。借り換えやおまとめをするのであれば審査が厳しくなるというデメリットがあることを忘れないようにしましょう。

また審査が厳しくなるため、審査にかかる時間も長くなりがちです。申し込みをした当日に借り換えやおまとめをすることはできないため、すぐにでも借り換えやおまとめをしたいという人は注意してください。

カードローンの返済遅延があると借り換えやおまとめは利用不可

借り換えやおまとめを考えている人は毎月の返済負担が大きく、遅延してしまっている人もいるのではないでしょうか。返済の遅延があると借り換えやおまとめを利用できない可能性が高く、デメリットの一つ言えます。

特に遅延の回数が多く、現状でも返済ができておらず滞納をしているとまず借り換えやおまとめはできません。理由としては返済が遅延する人は借り換えやおまとめ後にも返済を遅延したり、滞納したりするのではないか?と返済能力に問題があると判断されてしまい、審査で落とされてしまうためです。

カードローンの返済が辛いと感じていると遅延してしまう可能性が高いです。遅延をして借り換えやおまとめができない状況になる前に、借り換えやおまとめをすることも検討してみてください。

カードローンの借り換えやおまとめで負担が減らないのはどんな時?

カードローンの借り換えやおまとめをしても、返済負担を軽減できないことがあります。では具体的にどのような時に返済負担が減らないのか?知っておけば借り換えやおまとめをする時に避けることができます。

カードローンの借り換えやおまとめ前と金利が下がらない時

カードローンは金利をもとに利息は発生し、金利が高いほど利息も高くなります。借り換えやおまとめ後に金利が下がっていないと利息負担を抑えることはできません。

ローンにはそれぞれ金利が設定されているため、借り換えやおまとめで利息を抑えるのであれば現在よりも低金利のローンを選択する必要があります。

カードローンの借り換えやおまとめ後の約定返済額も確認

カードローンの借り換えやおまとめ後も約定返済が発生します。毎月の返済金額の負担を減らしたい場合は、現在のローンよりも約定返済の金額が少ないローンを選択しなくてはいけません。

借り換えやおまとめ専用ローンであれば返済回数や期間で返済額が決まることもあるため、返済回数や期間は慎重に決める必要があります。

借り換えやおまとめで毎月返済額が減っても負担は減らない?

借り換えやおまとめで毎月の返済額が減れば、月の負担だけを見れば軽減できています。しかし全体でみると負担が増えていることもあり、これが借り換えやおまとめの落とし穴です。

毎月の返済額が減ると借り換えやおまとめ後の完済までが長期化してしまいます。長期化すると利息負担が増えて、最終的な返済金額は借り換えやおまとめ前よりも増えてしまうことも少なくありません。

借り換えやおまとめで毎月の返済金額を上げ過ぎも負担軽減いならない

借り換えやおまとめで毎月の返済額が減ると、月の負担は減りますが最終的に利息負担が増えてしまいます。逆に毎月の返済金額を上げれば返済期間の短縮になり利息負担を抑えられることは可能です。

しかし毎月の返済金額を上げれば1回ごとの返済負担が増えてしまい、遅延のリスクも高くなってしまいます。返済金額を上げれば確かに最終的な負担は減らせますが、毎月の負担は増えてしまうため返済金額を上げる時は自分の返済できる範囲を見極めてから借り換えやおまとめをしなくてはいけません。

借り換えやおまとめはどのローンで行うべき?

借り換えやおまとめに利用できるローンは複数あるため、どこを利用すれば良いのか迷ってしまうこともあります。よく考えずに選ぶと負担軽減にならないこともあるため、よく考えて選ばなくてはいけません。

またそれぞれにメリットやデメリットがあるため、メリットを生かせるローンで借り換えすると無駄がありません。

消費者金融からの借入を借り換えやおまとめするなら専用ローンで

借り換えやおまとめ専用ローンは消費者金融で扱っていることが多いです。消費者金融で扱う専用ローンは貸金業者からの借金のみ借り換えやおまとめが可能なので、貸金業者からの借金のみある時に利用できます。

専用ローンの良いところは、すでに借金があることを前提に審査をしてくれる点です。カードローンなどでは借り換え目的でも多重債務として扱われることもあり、審査が厳しく行われ審査に通りにくくなっています。

専用ローンでは借り換えやおまとめを目的としたローンなので、すでに借金があっても多重債務として扱われずに審査をしてくれるため利用しやすいことがメリットです。審査に不安を覚える人や借金の金額が多い場合、消費者金融から借入をしているという人はまず専用ローンを使ってみる事を検討してください。

消費者金融の専用ローンは金利が高め!利息計算は必須

借り換えやおまとめには専用ローンがオススメですが、消費者金融で扱うカードローンやキャッシングと金利に差はあまりありません。大幅な利息負担の軽減はできない可能性もあるため、利息負担を抑えたいと考えている人は注意してください。

毎月の返済金額や金利によっては借り換えやおまとめをすることで利息が増えてしまう可能性もあるため、事前に計算する必要があります。シミュレーションを使えば利息計算も簡単にできるので、借り換えやおまとめをする前に必ず計算しておくようにしましょう。

借り換えやおまとめ後には繰り上げ返済も可能になっているので、上手く利用すれば金利があまり変わらなくても利息を抑えることは可能です。利息を少しでも抑えたい場合は余裕がある時に少額だけでも良いので繰り上げ返済することをオススメします。

カードローンも借り換えやおまとめとして利用可能!

消費者金融や銀行、信販で扱うカードローンも借り換えやおまとめに利用することができます。ただし消費者金融と信販は総量規制の対象となるため、借り換えやおまとめ目的の利用には向いていません。

カードローンで借り換えやおまとめに向いているのは銀行で扱っているローンです。銀行のカードローンであれば総量規制の対象にならず高額融資も可能、金利も低めの設定となっているため借り換えやおまとめ後に負担を軽減しやすくなっています。

しかしカードローンは本来借り換えやおまとめを目的としたローンではないため、申し込みをすると多重債務として判断されてしまうこともあります。対策としては申し込みをする時に借り換えやおまとめ目的の事を伝えることです。

好条件での借入ができますが、審査が厳しいことも銀行カードローンの特徴です。借り換えやおまとめ前の金額が大きい場合や返済の遅延が1回でもあると審査に落ちてしまう可能性が高いため、返済状況を確認してから申し込みすることをオススメします。

カードローンでの借り換えやおまとめは手続きを自分で行う

借り換えやおまとめをする場合、現在借り入れをしているカードローンへ借金を返済する必要があります。専用ローンであれば、借り換えやおまとめ専用ローンを扱う金融会社が返済をしてくれますが、カードローンの場合は自分で返済をしなくてはいけません。

一括返済をする場合は手続きをする必要もあるため、自分で借り換えやおまとめをする場合、手間がかかります。この手間をかけたくない人はカードローンでの借り換えやおまとめはおすすめできません。

またカードローンで借り換えやおまとめをする場合、一度は自分で自由に使えるお金が手元に来るため、借金の返済に充てずに別のことに利用することもできてしまいます。意思が弱いと別のことに浸かってしまい借り換えやおまとめができないという事もあるため、カードローンで借り換えやおまとめをする場合は注意が必要です。

借り換えやおまとめの手続きに手間をかけたくない人やお金を別のことに使ってしまわないか不安という人は専用ローンがオススメです。

カードローンの借入先が1つなら借り換え!複数ならおまとめ

カードローンの借り換えとおまとめには違いがあるため、借入に応じで使い分ける必要があります。

借り換えは借入先が一つの時、おまとめは借入先が複数の時利用可能です。借り換えとおまとめには違いがありますが、返済負担を減らせる点については同じです。借り換えやおまとめ後の返済計画をしっかりと考えておけば返済の負担を抑えることができます。

借り換えとおまとめは専用ローンとカードローンを使ってできる事が多いです。専用ローンは借り換えやおまとめを目的としたローンなので借り換えやおまとめのしやすくなっています。消費者金融で扱っていることが多いため、借り換えやおまとめ先に困った時にオススメです。

銀行などのカードローンで借り換えをする場合は申し込みをする時に借り換えもしくはおまとめ目的であることを伝える必要があります。伝えないと借入があることを前提に審査が行われ、厳しくチェックされるため審査に落ちる可能性も高いです。

利息の軽減を目的にしているなら現在よりも低金利のローンを使って借り換えやおまとめをするようにしましょう。毎月の返済負担を減らすのであれば、借り換えやおまとめ後の返済期間を伸ばしたり返済回数を増やしたりすることで毎月の返済負担を軽減できます。

返済計画を考えて借り換えやおまとめをしないと、返済が楽にならないこともあるため返済計画を考えてから借り換えやおまとめするようにしましょう。