カードローンのリボ払いは欠点もある!対策なら借り換えが効果的

カードローンやクレジットカードでは「リボ払い」が採用されていることが多く、毎月の返済負担が少ない特徴を持っています。しかしリボ払いにも欠点はあるため、場合によっては借り換えした方が良い場合もあります。

リボ払いはよく理解しておかないと、気が付いたときに損をしていることもあるため気を付けなければいけません。リボ払いでカードローンを利用中に借り換えをした方が良い理由やリボ払いの欠点、欠点への対策方法を紹介します。

カードローンのリボ払いの欠点が借り換えした方が良い理由に

カードローンの返済方式は金融会社によって様々ですが、リボ払いを採用していることが多いです。

リボ払いは毎月の返済負担が少なく、良い返済方式と言えますが欠点も存在するため気を付けなくてはいけません。

リボ払いの欠点としては以下の事が挙げられます。

  • 返済期間の長期化
  • 借入額が増えやすい

これらの欠点がカードローンの借り換えをした方が良い理由となることもあります。よく考えずにカードローンを利用すると、返済で損をしてしまうことも多いため欠点を理解して、状況に合わせて借り換えしなくてはいけません。

カードローンのリボ払いは返済が長期化しやすい欠点がある

カードローンのリボ払いは毎月の返済金額が少なく、利用者が無理のない範囲で返済していける事が特徴です。ここだけ聞けば利点と言えますが、実は無理なく返済できる事が欠点となることもあります。

リボ払いは毎月の返済金額が無理のない範囲で返済金額が少ないです。返済金額が少ないということは借金の減る速度も遅いことになり、完済までの期間が長期化してしまいます。完済までの期間が長期化してしまうことがリボ払いの欠点です。

長期化してしまうと、借金があるという精神的に負担にもなりますし、利息負担が増えてしまうという欠点も持っています。特に利息を計算しておかないと、最終的に利息が高額になるケースが多いため特に注意しなくてはいけません。

カードローンのリボ払いは借入額が増えやすくなる欠点が

カードローンのリボ払いは借入金額が増えても毎月の返済金額が変わらないため借入することへの抵抗が少なくなってしまいます。その結果、カードローンを頻繁に利用してしまい借入額がどんどん増えてしまうこともなり欠点です。

借入額が増えると完済までの期間も伸びてしまうし、それに合わせて利息も増えていきます。つまりリボ払いは返済負担が少ないという利点から借入額が増えやすいという欠点も発生しやすいです。

カードローンにも限度額が設定されているため際限なく借入することはできませんが、返済しては借入を繰り返していくと借金は減らないため何か対策をしなくてはいけません。

カードローンのリボ払いの欠点は借り換えで対策を

カードローンのリボ払いには欠点があるため、返済負担を抑えるためには対策をする必要があります。対策方法の一つがカードローンを借り換えることです。

借り換えをすることで完済までの期間を短縮、過剰な借入を防ぐことができます。ただし借り換えといっても、必ずしも返済負担が減らせるわけではありません。場合によっては返済負担が増えることもあるため借り換えは慎重に行う必要があります。

リボ払い方式のカードローンを借り換えして完済期間を短縮

カードローンの借り換えをすれば返済計画を見直すことができます。金銭面に余裕がある場合は借り換え後の返済金額を上げる事で完済までの期間を短縮可能です。

完済までの期間を短縮することで発生する利息を抑えることもできるため、利息負担を抑えたい時に効果的です。ただし返済金額を上げるということは毎月の返済負担が増えることになります。

最初に説明しましたが、自分の金銭面の範囲で無理のない範囲にしておかないと返済の延滞や滞納の原因となってしまいます。延滞や滞納は遅延損害金が発生し、より負担が増えてしまうため注意が必要です。

カードローンの借り換えは専用ローンを使うと借入を防げる

カードローンの借り換え先の選択肢は豊富ですが、過剰な借入を防ぐのであれば専用ローンがオススメです。借り換え専用ローンであれば最初の一度借入後に、追加での借入をすることができません。

つまり返済のみ可能なローンなので、完済まで新たな借金を増やさず返済していくことができます。ただし新たなカードローンと契約をして借入をするということは可能です。新たなカードローンで借入をすると、借金は当然増えてしまい返済も発生します。

借り換え中に新たなカードローンを利用すると借金が増えるだけではなく返済先が毎月2つになるため毎月の負担も大きくなります。そのため借り換え後に別のカードローンから借入をすることが無いよう注意してください。

カードローンのリボ払いを借り換えせずともデメリットを解決

カードローンのリボ払いには欠点があり、対策としては借り換えも有効です。しかし借り換えだけが対策ではないので、その他の方法で対策することも考えてみてください。

借り換えをする場合、審査を受ける必要があるため審査落ちになり借り換えできないことがあります。そういった人は借り換えでカードローンのリボ払いの対策ができないため、その他の方法での対策が効果的です。

  • 繰り上げ返済
  • 一括返済
  • 債務整理

カードローンのリボ払いの欠点は繰り上げ返済で対策

カードローンやその他のローンでは「繰り上げ返済」もしくは「随時返済」という方法で返済することができます。この繰り上げ返済や随時返済はローンが定めた毎月の最低返済金額の他に、自分が決めた金額を自由に返済できると言う返済方法です。

繰り上げ返済や随時返済を使うことでリボ払いの欠点を対策することができます。

繰り上げ返済や随時返済をして毎月の返済金額を増やすことで完済までの期間を短縮することができます。すでに説明している通り完済までの期間を短縮すれば、リボ払いの「返済が長期化」や「利息」の対策が可能です。

繰り上げ返済や随時返済は借り換え後にも有効なので余裕がある時に使うことをオススメします。ただし、金銭面で余裕のある範囲で返済していかないと生活に影響を与えるため注意が必要です。

カードローンのリボ払いの欠点は一括返済で対策を!

カードローンでは残りの借入残高を全て一括で返済することも可能です。一括で返済をすればそこで返済は終了し、それ以降返済も発生しません。

返済回数が少ないうちに一括返済をしてしまえば、リボ払いにありがちな借金の長期化や利息負担を最小限にすることができます。とても効果的な方法なので、借り換え前に一括返済の事も検討してみてはどうでしょうか。

ただし一括返済となると借金の状況によっては金額が高額になることもあります。金銭面に余裕がない状態で一括返済をしてしまうと、その後の生活に影響を与える可能性もあるため十分検討してから行うようにしましょう。

カードローンのリボ払いでの返済がどうにもならない時は債務整理

カードローンのリボ払いは毎月の返済額が少ないですが、金銭面の関係で返済できないこともあります。

また借り換えをしても返済ができないという場合もあり、このような場合は債務整理を検討してみてください。

債務整理をすることで返済金額の一部が免除されたり、利息が免除されたり、借金そのものを免除できたり、リボ払いで返済がどうしてもできない時に効果的です。

ただし債務整理をすると、その後の5年ほどはローンを組めなくなってしまいます。債務整理をすれば借金の負担を軽減できますが、手続きを行う場合はよく考えてから手続きするようにしましょう。

カードローンの借り換え先はリボ払いではない方が良い?

カードローンの返済方式はローンによって様々なので、借り換え先の返済方式をよく確認しなくてはいけません。選択するローンによってはリボ払い以外の返済方式のローンで借り換えすることもできます。

リボ払いには欠点があるため、借り換えする場合はリボ払いのローンを避けた方が良いのか?というと必ずしもそうとは言えません。借り換え先がリボ払いだった場合でも返済負担を軽減できることもあるため、返済計画をよく考えたうえで借り換え先を選択するようにしましょう。

借り換え専用ローンはリボ払いでないことも多い!

カードローンの借り換えは専用ローンを使うことでも可能で、専用ローンにもそれぞれ返済方式が採用されています。借り換え専用ローンといえば以下の消費者金融で扱っていることが多いです。

消費者金融 返済方式
アコム 元利均等返済方式
プロミス 元利定額返済方式
アイフル 元利定額返済方式

消費者金融の借り換え専用ローンであればリボ払い以外で返済していくことができます。ただし消費者金融の借り換え専用ローンは、貸金業からの借入のみ借り換え可能です。銀行カードローンからの借入を借り換えすることはできませんので注意してください。

カードローンの借り換え先の返済方式がリボ払いでも負担が減る時

カードローンの返済負担といっても負担に感じていることは人それぞれです。例えば利息が高いことが負担と感じている人もいれば、毎月の返済金額が負担と感じている人もいます。

利息が高いことが負担と感じている場合は、現在のローンよりも低金利の借り換え先を選択すれば利息負担を軽減することができます。

また金利が下がらなくても、借り換え先の返済金額を多めにして現在のローンよりも完済までの期間が短くなれば利息負担を軽減可能です。

毎月の返済金額の負担を減らすために借り換えをする場合は、現在のカードローンの毎月返済額よりも返済額が少ないローンでリボ払いをすれば返済負担を減らすことができます。

このように借り換え先の返済方式がリボ払いでも返済負担を減らすことは十分可能なので、返済方式がリボ払いだからといって避ける必要はありません。

ただし返済計画がしっかりしていないと返済負担が軽減できないことがあるため、何より重要なことは返済計画を立てることです。専門家や家族に相談してみたり、シミュレーションを使ったりして借り換え前に返済計画をよく考えておきましょう。

借り換え先がカードローンだとリボ払いの事が多いため注意

カードローンの借り換え先に利用できるローンは専用ローンだけではなく、カードローンを選択することもできます。すでに説明していますがカードローンで採用されている返済方式はリボ払いが多いです。

そのためカードローンで借り換えをするならリボ払い返済となると考え、欠点には注意しなくてはいけません。またカードローンで借り換えする場合、借り換え後でも借入することができるためこれも欠点となります。

借金が増える可能性もあるため、カードローンを借り換え先に選択する場合は新たな借入にも十分注意してください。

クレジットカードのリボ払いが辛い時も借り換え可能

クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」の2つがあり、キャッシング枠を使うことでカードローンと同様に借入することができます。

また返済方法としては翌月や翌々月の一括払いや分割払い、リボ払いで行うことができます。クレジットカードのリボ払いもカードローンのリボ払いと同様の特徴を持っているため、欠点には注意しなくてはいけません。

クレジットカードのリボ払いの借金を借り換えすることもできるため、返済負担が大きいと感じた場合は借り換えを検討してみてください。

クレジットカードの借り換えはどのローンを使ってできる?

クレジットカードの借り換えもカードローンと同様に借り換え専用ローンやカードローンで可能です。消費者金融のローンだけではなく、銀行のカードローンでも借り換えすることができます。

銀行のカードローンで借り換えをすれば金利が下がる可能性が高いため、クレジットカードの借り換え先としてオススメです。ただし銀行のカードローンで借り換えをする場合は審査が厳しくなる傾向にあるため審査に注意してください。

クレジットカードのリボ払いを借り換えできないこともある

クレジットカードで借入をした時に状況によっては借り換えできないこともあるため注意が必要です。先ほど説明した通りクレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があります。どちらの枠でもリボ払いで支払うことが可能ですが、借り換えが可能なのはキャッシング枠のみです。

ショッピング枠のリボ払いは借り換えできないことが多いためショッピング枠のリボ払いを借り換えしたい時には注意してください。ショッピング枠のリボ払いの借り換えはできないわけではありません。

例えばアイフルのローンを使えばクレジットカードのショッピング枠を借り換えすることができます。その他の方法としてはカードローンを使うことでショッピング枠とキャッシング枠の両方を借り換えすることも可能です。

もしもクレジットカードのショッピング枠のリボ払いが負担となっている場合はアイフルもしくはカードローンを使って借り換えすることを検討してみてください。

カードローンはリボ払いでも返済できないことも!そんな時は借り換え

カードローンのリボ払いは返済金額が少なく返済をしやすくなっていますが、利用していると返済できなくなってしまうこともあります。収入が不安定であったり、収入が下がったり、理由はさまざまですが返済が困難な場合に借り換えは効果的です。

またカードローンを複数所持している場合、1つ1つのローンで返済額が少なくても数が重なると返済負担も増えてしまいます。複数のカードローンを所持している人もリボ払いでの返済ができなくなることがあるため、借り換えを検討してみてください。

リボ払いは返済が長期化することや、返済負担が少ないためついつい借入し過ぎてしまうことが欠点です。借り換えをすれば欠点への対策にもなるためオススメです。

特に借り換え専用ローンであれば過剰な借入を防ぐことができますし、返済方式もリボ払いではないためリボ払いの欠点を解消できることがあります。

注意点としては借り換えをしたとしても必ずしも返済負担を抑えられるわけではない事、返済方法がリボ払いでも返済負担を減らせることです。

借り換えを成功させる場合は借り換えの前後で返済計画を比べてみる事です。比べてみる事で毎月の返済負担も比較できますし、最終的な返済額を比較することもできます。カードローンでは最終的な返済額が大きく膨れ上がることも少なくないため、借り換えをする場合でも計画性がとても大事です。

また返済をする時に約定返済だけではなく随時返済や繰り上げ返済を組み合わせることで利息負担を軽減することができます。

金銭面を考えて無理のない範囲で返済負担の軽減ができる計画を立てて借り換えするようにしましょう。