カードローンの借り換えは返済に工夫を!随時返済で利息負担の軽減

カードローンの返済方法は「約定返済」が基本ですが、返済方法はこれだけではありません。今回注目したいのは約定返済の他に適用されている可能性が高い「随時返済」のことです。

この随時返済は借り換え後に利用できれば返済負担を減らすために大きく貢献してくれます。では、そもそも随時返済は借り換え後にも可能なのか?ここでは借り換えと随時返済のことをお伝えしていきます。

カードローンは余裕がある時に随時返済で返済期間の短縮

カードローンや借り換え専用ローンでは「随時返済」が用意されています。随時返済というのは自分の好きなタイミングで支払いができる返済方法の一つです。

自分の好きなタイミングで返済できるため、余裕がある時に利用すると返済期間の短縮効果に期待することができます。

返済期間の短縮には最終的な返済額の負担軽減効果に期待できるため、カードローンの負担を抑えたい時に効果的です。少ない金額での随時返済でも確実に返済期間の短縮効果に期待できるため、コツコツ返済することが重要です。

カードローンで随時返済をしても約定返済は必須!延滞に注意

カードローンの随時返済で勘違いしてしまうのは、随時返済をすれば約定返済をしなくても良いということです。

これは間違いで随時返済をした月でも約定返済は必須となるため、毎月決められた最低返済金額は支払わなくてはいけません。

これを勘違いして約定返済をしないと返済の延滞となってしまうため注意してください。

カードローンの随時返済には見落としてはいけないこともある

カードローンの随時返済は返済期間の短縮ができ、最終的な返済負担を減らせるためとても魅力的に聞こえます。しかし見落としてはいけない点もあるため随時返済をする時は頭に入れておいてください。

見落としてはいけない点というのは随時返済の金額についてです。余裕がある時に、無理のない範囲で随時返済をすれば問題は在りませんが、余裕がないのに随時返済を利用すると生活費などに支障が出る可能性があります。

つまり随時返済にお金を使いすぎることも危険なため、随時返済の金額には注意する必要があります。速く完済したいのはわかりますが、生活費などが足りずまたカードローンの借入が必要となれば、随時返済をする意味がないため十分注意してください。

カードローンの借り換え後に随時返済すればもっと負担軽減できる?

カードローンの借り換え後に随時返済することはできるため、うまく利用すれば負担を軽減することができます。また借り換えも返済時の負担軽減ができるため、随時返済と借り換えでさらに返済の負担を減らせるのか?というとそれは利用者の状況によってさまざまです。

しかしうまく利用すれば借り換えと随時返済でかなり返済負担を軽減できるため、余裕がある時は借換え後も随時返済でコツコツ返済していくことをオススメします。

カードローンの借り換え後の随時返済はローンによって手間がかかる

カードローンの借り換え後に随時返済は可能ですが、ローンによっては手間がかかることもあるため随時返済をうまく利用するなら手間が掛からない借り換え先を選ぶ必要があります。

具体的にどのような手間がかかるのか?というと随時返済をする時に手続きが必要となるケースがある点です。借り換え専用ローンでは随時返済時に手続きが必要となるケースがあるため、専用ローンで随時返済をする時には注意してください。

手間とは言えませんがもう一つ問題点があり、随時返済が有料というローンも中にはあります。借入の負担を少しでも減らしたい場合は随時返済が有料ではないローンで借り換えするべきです。

随時返済の手続きと有料の有無はローンによってさまざまです。手間や負担をかけずに借り換えするのであれば手続きが不要で優良ではないローンで借り換えするようにしましょう。

カードローンの借り換え後の随時返済も余裕がある時に!

カードローンの借り換え後の随時返済も余裕がある時に行うことをオススメします。借り換えを利用するということは現在のカードローンの返済で問題がある可能性が高いです。

そんな状況で随時返済をしてみ金銭面の状況が悪ければ返済負担が減るどころか増えてしまいかねませんので無理をしてはいけません。借り換え後の随時返済も自分の金銭面に余裕ができてきて、余裕があり無理のない範囲で随時返済を行うようにしましょう。

カードローンをおまとめローンで借り換えした時も随時返済可能

複数のカードローンを借り換えする時はおまとめローンが有効です。このおまとめローンでも随時返済は利用可能で、余裕があればおまとめ後に随時返済していくことができます。

ただしおまとめローンでも随時返済が有料となってしまうことが多いです。随時返済をするのであれば事前に手続きが必要になるのか?随時返済は有料なのかよく確認してから行うようにしてください。

カードローンの借り換え後に随時返済を利用して一括返済

随時返済は好きなタイミングで好きな金額を返済することができます。

つまり借入残高と同じ金額を随時返済すれば一括返済可能です。

一括返済をすれば返済負担をかなり抑えることができるため、できるのであれば一括返済をした方が負担を少なくして完済することができます。

ただし随時返済と同様に一括返済にはリスクもあるため、一括返済をする時は注意が必要となります。一括返済は1回で高額の返済をする可能性が高く、貯蓄があまりないのにも関わらず一括返済をするとその他の部分に負担を与えかねません。

具体的に言えば生活費など生活するのに必要なお金が不足してしまう可能性もあるため一括返済をする時はよく考えてから行う必要があります。

少額の随時返済よりも一括返済は負担を抑えられますが、リスクも大きいため。一括返済後にまた借金が必要とならないようにしてください。

カードローンの借り換え後に一括返済するなら連絡が必要

一括返済する場合、事前に連絡しなくてはいけないローンが多いため、一括返済をする時に忘れてはいけません。多くの場合利用しているローン会社に電話連絡などをして一括返済することを相手に伝える必要があります。

  • 日時はいつなのか?
  • どのように一括返済するのか?
  • 発生する利息はいくらか?

電話で連絡することもできますが、インターネットの会員サイトから一括返済の手続きをすることもできます。ローンによって一括返済の手続きは様々なので、ローンに合わせて手続きを行うようにしましょう。

日時や発生する利息を合わせた返済金額、返済方法を確認してから一括返済をします。入金後は特に相手の金融会社から連絡が来るということはありません。一括返済完了後は希望すれば完済証明書を発行してもらうことも可能です。

完済証明書はローンを組む時に必要となるケースもあるため、必要に応じて発行してもらいましょう。

借り換え後に一括返済するならカードローンで一括返済しても同じ結果?

カードローンの借り換え後に一括返済ができるだけのお金があれば、借り換え前でも一括返済が行えます。では借り換え前のカードローンで一括返済をすれば返済負担を減らせるのでは?と考える人もいるのではないでしょうか。

確かにカードローンで一括返済しても問題ありませんが、借り換え後ならさらに返済負担を減らせる可能性があります。例えば借り換え後に金利が下がっていれば返済時の利息も減るため、より利息を抑えて完済可能です。

借り換え後に金利が今よりも低くなれば、一括返済でさらに返済負担を減らすことができます。

カードローンの借り換え後に必ず低金利になる訳ではない

カードローンの借り換え後に、現在よりも低金利になれば一括返済時の負担を大きく減らせますが、借り換えで必ずしも金利が下がるわけではありません。

つまり借り換え後に金利が下がらず、その状態で一括返済を行っても利息を大きく減らすことはできません。借り換え後の一括返済は現在よりも低金利になった時に有効なので、借り換え後の金利が下がるのか?下がるようであれば借換えをしてから一括返済をしてみてください。

カードローンの借り換え後に随時返済すると負担が減る理由

カードローンの借り換え後に返済負担を軽減できる理由は利息にあります。

利息は「借入額×金利×借入日数÷365日」が利息の計算方法です。借入額や金利も重要ですが、ここで重要になってくるのが借入日数です。ローンの利息は1日ごとに加算されていくため、返済するまでに時間がかかればかかるほど利息はどんどん高くなっていきます。

例えば100万円の借入残高があり金利14%で30日後に一括返済するとします。式としては「100万円×14%×30÷365」となり利息は11506円です。

この条件で借入日数を30日後ではなく20日後とします。式としては「100万円×14%×20÷365」となり、利息は7671円です。30日後に返済するより20日後に返済した方が利息は3835円安くなり、借入日数が短い方が利息は安く抑えられます。

つまり随時返済や一括返済で返済負担が減ると言われるのは、より完済までの期間を短縮すれば利息を抑えられることが理由です。

随時返済をしないとカードローンの借り換えは完済期間が長くなる

随時返済をしないとカードローンや借り換えローンは完済までの期間が長くなりがちです。その理由は各ローンの返済方法にあり、利用者の負担が減るように毎月発生する約定返済の金額がとても少額になっていることにあります。

具体的に言えば10万円程度の借入であれば毎月3000円から5000円程の返済額となっており、ローン利用者の負担になりにくくなっています。これだけ見れば利用者にとって、とても魅力的に見えますが実はこれには落とし穴が存在するためよく考えて借り換えをしないといけません。

その落とし穴というのは毎回約定返済で決められた最低返済金額のみで返済をしていると、完済までの期間が長くなってしまいます。先ほど式で説明した通り、利息は完済までの期間が長くなればなるほど高くなり、これが落とし穴です。

つまり毎月約定返済のみしていると借り換え前よりも利息が増えてしまう可能性もあり、最終的な返済負担を減らせないことも有ります。しかも借り換え後に金利が下がれば必ずしも利息が下がる訳でもなく、金利が下がっても返済期間が借り換え前よりも長くなると利息負担が増えることも有ります。

これを防ぐために随時返済が効果的で、余裕がある時だけ少しずつ返済していても確実に利息負担を減らすことができます。借り換え後にそのまま約定返済のみで完済することもできますが、利息負担は増えてしまう可能性が高いため、利息面の負担も減らしたい場合は随時返済もうまく使ってみましょう。

カードローンの借り換え後の約定返済額も上げる

カードローンの借り換え後は、なるべく早く完済してしまった方が利息負担を減らすことができます。随時返済だけではなく約定返済もうまく利用すれば利息の負担軽減効果に期待することができるため、約定返済額にも注目して見てください。

完済までの期間が早まれば利息は抑えられるため、毎月発生する約定返済額を借り換え前よりも上げれば完済までの期間が早まります。そうすると発生する利息も随時返済を利用せずとも抑えることができるため、約定返済額を上げられる人には効果的です。

また約定返済額を上げ、まだ余裕があるなら随時返済を利用すればさらに負担軽減が可能です。ただしこれはあくまでも収支のバランスが取れていることが重要となります。

あまり約定返済額を上げすぎてしまうと、約定返済だけで毎月の負担となってしまうことも有ります。そこに随時返済も合わされば、返済の遅延になりかねませんので、約定返済額もよく考えて設定しなくてはいけません。

カードローンの借り換え後に随時返済で無茶をしたらどうなる?

カードローンや借り換えローンでは繰り上げ返済をすればするほど利息負担を減らすことができます。利息負担を最大限減らすために、無茶をして自分の返済できる範囲のギリギリもしくは超えて随時返済をすると考える人もいるのではないでしょうか。

自分の収支ギリギリもしくは収支を超えて随時返済すると確かに利息を大幅に減らすことを見込めますが、オススメできる行動ではありません。無理をして返済したとしても、他のことにお金が回らなくなり生活費などに困ってしまいます。

生活していくのも苦しくなりますし、再度カードローンの借入が必要になってしまうため無茶はよくありません。随時返済をする場合、貯蓄を残しつつも無理のない範囲で行うようにし無茶を行わないようにしてください。

カードローンの随時返済で無茶すると約定返済が遅れる

カードローンや借り換えローンでの返済は約定返済を毎月1回しないといけないことを忘れてはいけません。無茶な金額を随時返済で返済すると、次回の約定返済ができるほどお金が残っていなかった…。なんてことがないように随時返済の返済額は調整する必要があります。

また随時返済で無茶をしすぎて約定返済ができないと、返済が遅れてしまい返済の遅延となってしまいます。

遅延となると「遅延損害金」も発生してしまい、余計に返済負担を増やすことになるため気を付けなくてはいけません。いわゆる信用情報にも傷がついてしまうため随時返済をする場合はメリットばかりに気を取られずに、随時返済をした後の金銭面のこともよく考えるようにしましょう。

カードローンの随時返済で無茶をすると強制的に一括返済!?

カードローンや借り換えローンの随時返済で無茶をしてしまい、返済が遅延してしまうと様々なデメリットが発生します。まず挙げられるのはやはり借入の事です。

返済の遅延が長期間続くと、いわゆるブラックリストになってしまうため借入ができなくなってしまいます。また延滞状況がひどすぎる場合、相手の金融会社から一括返済請求が来ることも有り、それでも返済しないと強制執行をされることもあるため甘く見てはいけません。

随時返済をして無理をしてしまいすぎると返済の遅延、もっと悪ければ信用情報にキズが付き、ブラックリストになることもあるため随時返済をする時は無茶しないようにしましょう。

カードローンの借り換え後に随時返済で無茶しないために

カードローンの借り換え後に随時返済で無茶しないためには計画を立てることが重要になります。1から自分で計画を立てることも可能ですが、金融会社に設置されている返済のためのシミュレーションが便利です。

シミュレーションを使えば借り換え後の金額や利息などがわかるため、自分でどれくらい随時返済に利用できるのかわかりやすくなります。無料で利用できるシミュレーションも多いため、借り換えをする前に利用してみてください。

カードローンの借り換え後に随時返済をうまく活用!さらに負担軽減

カードローンや借り換え専用ローンは約定返済の他に随時返済にも対応しています。どちらのローンで借り換えをするにしても随時返済をうまく使えば返済で発生する利息を抑えることが可能です。利息というのは日数が経つにつれ増えるため、完済までの期間が長くなれば利息が増えてしまいます。

そこで随時返済が効果的で、約定返済以外で返済することで完済までの期間が早まり最終的な利息を減らすことが可能です。

随時返済をうまく利用すれば借り換え後に金利が下がらなくても利息を抑えられることがあります。ただし必ずしも利息が抑えられるわけではありませんし、無理をして随時返済をするとデメリットが発生するため注意が必要です。

随時返済のデメリットとしては返済にお金を使いすぎてしまうことがある点です。

お金を随時返済に使いすぎてしまうと生活費などにお金が足りなくなってしまうこともあるため、随時返済に使うお金はよく考えて振り分けなければいけません。随時返済の金額やタイミングは基本的に自分で自由に決められます。自分の生活に無理がかかり過ぎない範囲で随時返済をするようにしましょう。