カードローンは便利なのでついつい借りすぎてしまったり、借入件数が増えてしまったり、使い方には気を付けなくてはいけません。特に借入件数が増えてしまうと、毎月の返済の負担や管理が大変になってしまいます。
借入件数が増えてしまった場合、借り換えをすることで負担や管理を楽にすることができます。今回は消費者金融のノーローンの借り換えについて紹介するため、参考にしてみてください。
消費者金融の「ノーローン」は1週間無利息という特徴を持つカードローンです。
消費者金融のノーローンは借り換え専用ローンではないため、総量規制の対象となります。ノーローンの最大限度額は300万円ですが、総省規制の対象となるため実質、自身の年収額の3分の1までしか借りることはできません。
そのため、すでに他社借入の合計が年収の3分の1に近い借入をしている場合は、すべての借入をまとめられないこともあります。
例えば年収が300万の人は最大で100万円までの融資が可能です。すでに他社から80万円の借入がある場合は、80万円の内最大でも20万円しか借り換えすることができません。
借り換え専用ではないノーローンですべての借金を借り換えできる金額は、自分の年収の6分の1までです。先ほどの例の年収300万円の人は50万円の借入であればすべての借入を借り換えできる可能性があります。
消費者金融のノーローンは実質、借り換えはできますが総量規制の対象になるため借り換えには向いていません。
借入金額によってはすべての借入を借り換えできないこともあるため、借入金額が多い場合は借り換えに利用しない方が良いこともあります。
もしも消費者金融のノーローンで借り換えをする場合は、借り換え後に返済負担が減ることをよく確認の上、借り換えをするようにしましょう。
「ノーローン」は「新生パーソナルローン」という貸金業者が扱っているブランドの一つです。新生パーソナルローンで扱っているブランドはノーローンだけではありません。
ノーローンとかりかエールにはそれぞれ貸付条件が異なるため、すでにノーローンを使っている人でも条件の確認を忘れてはいけません。
まず異なる点は年齢制限です。ノーローンでは20歳から79歳までの人が対象です。かりかエールは20歳から70歳までの人しか対象となりません。
収入についてはどちらのローンも安定した収入が必要となります。毎月安定した収入があれば正社員以外でもアルバイトやパートなどでも問題はありません。
項目 | ノーローン | かりかエール |
---|---|---|
限度額 | 1万~300万円 | 10万~400万円 |
金利 | 4.9%~18.0% | 10.5%~18.0% |
遅延損害金 | 20% | 20% |
返済方式 | 借入金額スライドリボルビング方式 | 元利均等方式 |
まず最大融資額も異なります。ノーローンでは300万円までの融資が最高となりますが、かりかエールでは最高で400万円まで可能です。
金利は上限金利を見ると18%とどちらのローンも同じですが、下限ローンは4.9%と10.5%と違いがあります。おまとめローンでは下限金利が高めの設定となっているため、発生する利息には注意が必要です。
返済方式も異なるため、ノーローンからかりかエールに借り換えをする場合は返済方式が変わることによる利息額に注意する必要があります。場合によっては総返済額が増加してしまうこともあるため、返済計画はよく考えましょう。
かりかエールで借り換えをしても総返済額が変わらないもしくは、高くなるケースもあるため、利用前に返済計画を立てる必要があります。
自分で計算をしても良いですが、ノーローンのホームページには返済シミュレーションが用意されています。
シミュレーションを使えば利息などの計算も正確に行われるため、返済計画も立てやすくなるため使ってみてください。使用に料金はかかりませんし、個人情報を入力しなくても利用可能なため気軽に利用することができます。
かりかエールは借り換え専用のローンですが、利用しているローンによっては借り換えができないこともあります。
かりかエールで借り換え対象となるのは「貸金業からの借入」のみです。
貸金業というのは消費者金融やクレジットカードのキャッシングが該当します。つまりかりかエールでは消費者金融とクレジットカードのキャッシング枠からの借入のみ借り換え可能です。
銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠の借り換え対象とならないため、銀行やクレジットカードのショッピング枠を利用している人は注意してください。
また他にもかりかエールでの注意点があるため、利用する前に確認しておきましょう。
かりかエールは返済のみ可能なローンのため、契約後に追加融資をすることはできません。
カードローンのように限度額の範囲内で借入することはできないため注意してください。追加での融資が必要な場合は新たに銀行などのカードローンと契約をし直す必要があります。ただし、当たらに借入をするとさらに借金が増えてしまい負担も増えるため注意してください。
返済のみという点については、メリットにもなります。新たに追加融資ができないため確実に完済まで進められますし、余計な借入をすることもありません。
同じ新生パーソナルローンのブランド「ノーローン」と「かりかエール」は同時に複数契約をすることはできません。つまりノーローンと契約している人がかりかエールで借り換えをする場合はノーローンを解約しなくてはいけません。
逆もまた同じでかりかエールで返済中はノーローンと契約することができません。ノーローンを利用していてかりかエールで借り換えをする場合は、ノーローンでの借入もできなくなるため注意してください。
かりかエールで消費者金融などの借入を借り換えする場合、審査を受けなくてはいけません。人によっては審査に通らないこともありますし、すべての借入を一本化できない可能性もあります。
また審査には書類を提出する必要もあるため、用意しておかなくてはいけません。書類を用意しておけばスムーズに契約できますし、書類がないと契約できないため必ず用意しておきましょう。
かりかエールで借り換えを考えている人は、複数のカードローンと契約している人も多いです。契約しているカードローンが多すぎると、かりかエールの審査に落ちやすくなります。
落ちやすくなる件数は目安としては5件以上です。5件以上の借入件数がある人は注意してください。ただし、5件以下で審査落ちしてしまうこともあれば、5件以上でも審査に通る可能性もあるため目安程度と考えておきましょう。
複数のカードローンと契約している場合、1社ごとの毎月の返済額が少なくても毎月の負担は増えてしまいます。そのため複数のカードローンと契約している人は、延滞や滞納をしている人も多いです。
延滞や滞納をしている人は信用情報にキズが残っている可能性もあり、キズが付いていると審査に通りにくくなります。かりかエールで借り換えをする前に、ノーローンなどのカードローンの返済状況を確認してみましょう。
また複数のカードローンから借入があり、現在返済している人は将来借り換えを利用する可能性も高いです。借り換えをする時のために延滞や滞納をできるだけしないようにしましょう。
もしも延滞や滞納をする場合、必ず契約している消費者金融に連絡をするようにしましょう。
かりかエールでの契約には書類を提出する必要があります。必須となる書類は「本人確認書類」です。
基本的に運転免許証を提出すれば問題はありません。運転免許証がない場合はパスポートなど、他に本人確認書類と認められている書類を提出しましょう。借入総額によって収入証明書類も必要となります。
収入証明書類は直近のものが必要となります。古いものでは有効とならないため、必ず直近のものを用意するようにしましょう。最後に「銀行振込依頼書」という書類も必要となります。
銀行振込依頼書は新生パーソナルローンのホームページにてダウンロード可能です。合わせて記入方法や提出方法も紹介されているため参考にしてみてください。
消費者金融のノーローンは新生パーソナルローンのカードローンブランドです。カードローンは資金用途が比較的自由なため、他社借入を借り換えする時に利用することができます。
しかしノーローンは消費者金融のため、総量規制の対象となってしまいます。総量規制の対象となると、借入できる金額は最大で自身の年収の3分の1です。他社からの借入合計によってはノーローンに借金を一本化できないこともあるため、借り換えには向いていません。
借り換えをするのであればノーローンと同じ新生パーソナルローンのブランド「かりかエール」が借り換えに向いています。
このローンは借り換え専用ローンのため、借入できる金額は自身の年収を気にする必要はありません。またかりかエールは借り換え専用ローンということで返済しかできません。追加融資はできませんが、コツコツ返済していくことができます。
かりかエールで一本化するためには審査が必須となるため、審査のことも考えておく必要があります。借り換え前にカードローンの返済が延滞していたり、収入が安定していなかったりすると審査落ちの可能性も高いです。
審査には書類も必要となるため、本人確認書類として「運転免許証」、収入証明書類として「源泉徴収票」など、「銀行振込依頼書」を用意しておきましょう。
かりかエールで一本化することで毎月の負担を減らせるため、借入件数が多く毎月の負担が大きい時に借り換えローンはオススメです。ただし、借り換えをして毎月の負担が減ったとしても最終的な返済額が借り換え前よりも高くなってしまうこともあります。
借り換えをする場合は借り換えの前後で最終的な返済額がどうなるのかよく計画を立てて利用することが重要です。