カードローンの借り換えを失敗しないためにデメリットと注意点を知る

「カードローンの返済が手に負えない!」そんな時は借り換えをすることで手に負えない借金の返済ができることもあります。しかし借り換えをすれば必ず借金の返済ができるようになりメリットを得られるわけではありません。

借り換えによるメリットもありますが、デメリットが発生してさらに返済が手に負えなくなることもあるため注意しなくてはいけません。ここではカードローンの借り換え時に発生するメリットやデメリット、注意点を紹介していきます。

カードローンの借り換えは注意点もあるけどメリットも多い!

カードローンの借り換えには注意点やデメリットもありますが、その分メリットにも期待することができます。

ここではまず借り換えをすることで得られるメリットのお伝えです。

  • 返済額が減る
  • 利息が減る
  • 借金をまとめる
  • 手数料を抑えられる

メリットとしては主に上記の4つがあります。借り換えをするのであればまずはどのようなメリットがあるのか確認しておきましょう。

カードローンの返済は借り換えで返済額が減るメリットが!

カードローンの借り換えというと返済が楽になるイメージ強いのではないでしょうか。返済が楽になるとはどういうことかというと、一つとしては毎月の返済が減ることがメリットです。

例えば現在利用しているカードローンの毎月返済額が6000円で、この返済額だと負担が大きいという人がいます。借り換えをして毎月4000円にすれば負担が減り、余裕を持って返済でき返済の延滞や滞納を防ぐことも可能です。

借り換えに利用するローンによって毎月の返済額は異なるため、毎月の返済額の負担を減らしたい場合は、借り換え後に返済額が減る借り換え先を利用する必要があります。借り換え後に毎月の返済額が増えると、負担が増えてしまい返済が困難になってしまうこともあるため、注意してください。

カードローンの借り換えは利息も減らせるメリットも!

カードローンの借り換えというと利息を減らせるというイメージ強いです。借り換えをすることで利息を抑えることも可能なので、借り換えをすることで得られるメリットの一つと考えても良いでしょう。

単純に現在利用しているカードローンよりも、借り換え先のローンの方が低金利の場合に利息が減る可能性が高いです。またそれ以外だと、借り換え前後に金利が変わっていなくても、毎月の返済額によって利息を減らせることもあります。

具体的に言うと、借り換え後の毎月の返済額を増やすことで、返済回数が減り最終的な利息を抑えるメリットに期待することができます。

注意点としてはよくプランを考えておかないと、利息が高くなってしまうこともあるためプランを立ててから借り換えをするようにしましょう。

カードローンの借り換えは借金をまとめる事も可能!

カードローンの借り換えというと1つの借金を別のローンで借り換えというイメージが強いのではないでしょうか。しかし借り換えでも複数のカードローンからの借金を一つにまとめることが可能です。

例えばカードローンA、B、Cから借入があった場合、4つ目のカードローンDにA、B、Cからの借金をまとめることができます。借金をまとめることで得られるメリットもあり主に以下のようなメリットに期待可能です。

  • 利息が減る
  • 返済額が減る
  • 管理が楽

まとめることで返済回数も毎月1回になるため、1社分の利息のみ発生することになります。返済回数が減る分だけ利息も抑えられるため大きなメリットです。またカードローンの契約件数が多くなると、カードローンの毎月の返済金額が少なくても月の負担が増えてしまいます。

まとめることで解消することができ、返済額も減らせるため毎月の返済負担の解消するメリットにも期待することができます。最後に借金が1つのローンにまとまるため、返済の状況の管理がとても楽です。

まとめることで得られるメリットも大きいため、現在カードローンの借入件数が多すぎて返済に困っている場合は借り換えをして借金をまとめる事も検討してみてはどうでしょうか。

カードローンを借り換えすれば手数料を抑えられることも!

カードローンは取引をする時に手数料が掛かっていませんか?これはローンによって様々で手数料が掛からないローンもあれば、取引1回ごとに毎回手数料が掛かることもあります。

手数料は1回ごとの金額が少なくても返済回数が増えればそれだけ負担が増えるため、負担を減らすためにはできるだけ手数料をかけない方がベストです。

借り換え先のローンを選択する時に取引時の手数料が掛からないローンを選択すれば手数料の負担を減らすことができます。返済方法によって手数料の有無が変わることも多いため、借り換え前後で手数料が減らせるかの確認も忘れずに行うようにしましょう。

カードローンを借り換えしても返済が楽にならない?デメリットに注意

カードローンの借り換えをしても必ずしも返済が楽になるわけではありません。

デメリットもあるという事も考えて借り換えをしなくてはいけないことが借り換え時の注意点です。

  • 再審査がある
  • 利息が増える
  • 返済負担が増える
  • 借り換えしづらくなる

カードローンのデメリットとしては上記の3つがあります。借り換えをする場合は3つのことに気を付けて借り換えをするようにしましょう。

カードローンの借り換えは審査が必須な点に気を付けよう

カードローンの借り換えには審査が必須で、審査なしで借り換えできるわけではありません。また借り換えとなると審査が厳しくなるという点もデメリットとなることもあります。

借り換えで審査が厳しくなる理由は、借り換えをする場合は少なくともカードローンからの借入があることになり、すでに借金があるために審査に通りにくくなってしまいます。

すでに借金があると返済能力がより問われるため、借金の金額が大きかったり、カードローンの返済が延滞や滞納をしていたりすると審査に落ちやすいです。

カードローンの借り換えには審査があり、またその審査も厳しい傾向にあるというデメリットがあるため注意してください。

カードローンの借り換え時の注意点はやはり利息!

カードローンの借り換えというと利息を抑えられるというイメージが強いですが、必ずしも利息を抑えられるわけではありません。借り換え後に利息が増えてしまうというデメリットもあるため、利息には気を付ける必要があります。

具体的にどのような時に利息が増えてしまうのか?というとまずは単純に借り換え後のローンの方が金高金利の場合です。例えば借り換え前のカードローンでは金利14%だった人が、金利18%のローンで借り換えをすると利息が増えてしまう可能性があります。

必ずしも金利が高くなれば利息が増えるわけではありませんが、金利が借り換え前よりも高くなれば利息が高くなる可能性が高いため注意してください。

2つ目は返済金額が下がった時です。返済金額が下がれば毎月の負担が減りメリットに聞こえますが、デメリットにもなりえます。返済金額が下がると完済までの期間が長伸び、その分返済回数も増えるため最終的な利息が増えてしまう可能性が高いです。

毎月の返済金額の負担が大きいから借り換えをしたいという人は、返済金額が下がってしまうことにより利息が増えてしまう可能性が高いため注意してください。

カードローンの借り換え前よりも毎月の返済が増えてしまうことも!

カードローンの借り換えをすることで、毎月の返済金額が前よりも増えてしまうこともあります。この場合に毎月の負担が増えてしまうため、人によってはデメリットとなることもあるため注意してください。

毎月の返済額はローンによって異なるため、毎月の返済金額の負担を減らしたい場合は必ず返済額を確認してから借り換えをするようにしましょう。

また毎月の返済金額が増える点はデメリットのイメージが強いですが、メリットが発生することもあります。返済金額が借り換え前よりも増えると、完済前での期間を短縮することができ最終的な利息を抑える効果に期待可能です。

借り換えに利息軽減を求めるのであればあえて毎月の返済金額を増やして利息を減らす方法も効果的です。返済金額が増えれば返済の延滞や滞納のリスクも増えますが、収支面で余裕がある場合は借り換えで返済金額を上げて利息を抑えることも検討してみてください。

カードローンの借り換えは目的とデメリットを考えてから!

カードローンの借り換えは目的とデメリットをよく考えてから行うと効果的です。例えば借り換えをしたい人は以下の2通りの人がいるのではないでしょうか。

  • 利息を抑えたい
  • 返済金額を抑えたい

利息を抑えたいという人もいれば毎月の返済金額負担を抑えたいと考える人もいます。この2つの目的にはそれぞれにメリットとデメリットが存在しているため、デメリットを理解して借り換えをして使い分けましょう。

カードローンの借り換えで利息を抑えたい時の注意点

カードローンの借り換えで利息を抑えたい場合はまず現在よりも低金利の借り換え先を見つける必要があります。しかし現在のカードローンよりも低金利のローンを見つけられないという人も中にはいるでしょう。

その場合は現在よりも返済期間が多く、返済期間が短縮できる借り換え先を探してみてください。返済期間が短くなれば利息も抑えることができるため、利息を抑えるという目的を達成することができます。

ただし返済期間が短くなると、それだけ毎月の返済金額の負担が増えてしまうため延滞や滞納には気を付けるようにしましょう。返済の利息負担を抑えたい場合は以下に該当する借り換え先を利用してみてください。

  • 現在よりも低金利
  • 返済金額が現在よりも高い

カードローンの返済金額を抑える目的で借り換えするデメリット

カードローンの返済負担を減らすために借り換えする場合、完済までの期間が長くなるというデメリットが存在します。返済負担を抑えたい人は長期化による利息金額の増加と最終的な返済総額が増えることを考えてから借り換えをするようにしましょう。

ただし利息を気にしないのであれば、返済金額が減れば負担も少なく返済しやすくなるためコツコツ完済をしたい人にオススメです。また複数のカードローンがある場合もまとめることで毎月の返済負担を抑えることができます。

返済金額を抑える目的で借り換えをする場合は返済総額が増えることを視野に入れて、現在のカードローンよりも返済額が少ない借り換え先を見つけるようにしましょう。

カードローンの借り換え時の注意点は総量規制と借入総額

カードローンの借り換えをする時には再審査が行われるため、審査に通らなければ借り換えをすることはできません。審査時の注意点としてはやはり総量規制と借入総額のことです。

借り換え先に選択できるローンは数が多く、中には総量規制の対象となるローンでの借り換えも可能です。しかし総量規制の対象になるローンだとデメリットも発生するため、欠点も考えて借り換えをする必要があります。

また総量規制の対象にならないローンでも借入総額によっては審査に通らないこともあるため注意してください。

総量規制の対象となるローンで借り換えする時の注意点

総量規制の対象となるローンは主に消費者金融で扱うローンとクレジットカードです。借り換えをする時には消費者金融のローンで借り換えをする人もいるのではないでしょうか。

総量規制の対象となる消費者金融のローンで借り換えをする場合、借入合計に注意する必要があります。総量規制の対象になるローンでは年収の3分の1を超える借入ができないため、例えば年収が600万円の人は総量規制の対象となるローンでは200万円を超える借入は不可能です。

この条件ですでに総量規制の対象となるローンで130万円の借金がある場合、残りは最高で70万円程の借入しかできません。借り換えをした場合は130万円のうち70万円しか借り換えをすることができないため、あまり借り換えとは言えなくなってしまいます。

総量規制の対象となる消費者金融のローンで借り換えをする場合は、借り換え前にあった借金と借り換え後の金額を合計して年収の3分の1を超えないかよく確認する必要があります。

消費者金融では借り換え専用ローンもあるため、総量規制を気にせず借り換えをしたい場合は借り換え専用ローンがオススメです。借り換え専用ローンであれば年収の3分の1を超えて借入することもできるため、万が一借り換え後の借入金額が年収の3分の1を超える場合でも借り換えできます。

総量規制外でも借金額が多いとカードローンの借り換えはしづらい

総量規制の対象外となるローンの方が借り換えはしやすいです。

しかし総量規制の対象外となるローンにもデメリットもあるため、必ずしも総量規制の対象外となるローンでの借り換えが良いという訳ではありません。

例えば総量規制の対象がいであれば年収の3分の1を超えて借入可能ですが、借入金額が年収の3分の1以上となると審査が厳しくなってしまいます。また年収の3分の1になっていなくても、借入金額が多ければ多いほど審査は通りにくくなってしまうこともデメリットです。

総量規制対象外のローンであれば年収の3分の1を超える借入が必ずできると思わないように注意してください。

カードローンと借り換え専用ローンのデメリットと注意点

借り換えはカードローンを使ってもできるし、借り換え専用ローンを使って行うこともできます。カードローンと借り換え専用ローンではデメリットも異なるため、利用目的や利用者に合わせて使い分けるようにしましょう。

カードローンで借り換えすると借金が増えてしまう可能性も!

カードローンで借り換えをした場合のデメリットは追加融資が可能な点にあります。カードローンで借り換えをした場合は、カードローンとしての機能もあるため、借り換え後に新たに追加融資も可能です。

追加融資をしてしまうと、借り換え後に借金が増えてしまい当然ですが返済も発生します。返済を楽にするために借り換えをしたのに追加借入をして返済が楽にならないということになりかねないため注意する必要があります。

しかも限度額の範囲内であれば何度でも借入することができるため、何度も追加借入をしてしまうとなかなか完済できなくなってしまいます。それに伴い利息が増えてしまうため、追加借入には注意してください。

使い方を間違えなければ追加借入できることはメリットにもなります。借り換え後に突然お金が必要になったといった時にカードローンから借入可能なため便利です。追加借入をする場合は返済の事も考えてから借入をするようにしましょう。

カードローンとは異なり借り換え専用ローンは返済専用

カードローンでは借り換え後に追加借入ができますが、借り換え専用ローンでは追加借入することはできません。最初にお金を借りて、既存のカードローンの借金を返済した後、後は返済のみ可能となることが注意点です。

借り換え専用ローンはカードローンのように自由に借入することができないためいざという時にお金が必要となった時の借入はできません。今までのカードローンのように自由に借入ができると勘違いをしてお金を使い過ぎてしまわないように注意しましょう。

借り換え専用ローンの返済専用というデメリットはメリットとも言えます。返済専用のため、新たに借入ができないためそれ以上の借金を防ぐことができ借金返済に集中することができるため、コツコツ返済していきたい人にオススメです。

カードローンの借り換えは注意点の対策をしてから!

カードローンの借り換えではデメリットが発生して、返済状況がさらに悪くなる注意点があります。

借り換えをするのであればデメリットと注意点の対策をしてから借り換えしなくてはいけません。まずはどのような目的で借り換えをするのかきちんと決めておきましょう。具体的に言えば「利息を抑えるため」「毎月の返済負担を抑える」という2つの目的から借り換えをしたいと考えている人が多いのではないでしょうか。

利息を抑えるのであれば、現在のカードローンよりも金利が低い借り換え先を見つけるか、毎月の返済金額を上げて返済期間の短縮をすると利息を抑えられます。

ただしデメリットとして金利が低いローンは審査が厳しい傾向にありますし、返済金額が増えれば延滞や滞納の利息も増えてしまいます。利息を抑えるために借り換えをするのであればこれらのデメリットと注意点に気を付けてください。

次に「毎月の返済負担を抑える」場合は現在のカードローンよりも返済金額が低いローンで借り換えをする必要があります。こちらのデメリットは返済金額が減ると完済までの期間が長くなってしまい、それに合わせ利息負担が増えてしまう点です。

毎月の返済負担を抑える場合は最終的な利息が増えてしまうデメリットがあるため注意点として覚えておきましょう。借り換えをする前にシミュレーションを使うことで完済までの利息や返済額のプランを立てやすくなるためシミュレーションでプランを立ててから借り換えすることをオススメします。

借り換えはカードローンと借り換え専用ローンを使って行うことができますが、審査面を見るとやはり専用ローンを使って借り換えした方がオススメです。理由としては借り換え専用であれば、最初から借り換え目的で審査を行ってくれるため、借金があるというだけで審査に落ちにくくなります。

カードローンの借り換えにはデメリットもありますが、メリットも大きいため返済が苦しいという時は借り換えすることも視野に入れましょう。また借り換えをする時はデメリットや注意点の対策をしてから借り換えをするようにしてください。