カードローンの借り換えをすれば返済の負担を軽減できるため、返済の事で悩んでいる時に有効です。しかし借り換えをする場合、借り換え先のローンの審査に通らなくてはいけないことを忘れてはいけません。
ここでは借り換え先のローン、主に「カードローン」や「借り換え専用ローン」の審査の事を紹介していきます。借り換え先のローン審査で重要なポイントや審査に有利、不利といった情報を参考にしてみてください。
カードローンの借り換えをする場合、借り換え先のローンで審査を受けなくてはいけません。審査は必ず通るわけではなく、落ちてしまうこともあるため、借り換えできない可能性もあります。
またローンによって申し込み条件が決められているため、審査に通りたければ申し込み条件を満たしておく必要があります。利用する借り換え先のローンにもよりますが、申し込み条件はカードローンと同等の条件となっていることが多いです。
年齢制限は最少年齢で20歳、上限年齢は69歳のこともあれば65歳までが対象となっていることもあるため、申し込み前に確認する必要があります。
借り換え先のローンで審査落ちしてしまっても、再度申し込みをして審査に通れば借り換えすることができます。
一度審査に落ちてしまった場合でも別のところに申し込みをすれば審査に通るという事もよくあるため、一度であきらめる必要はありません。
ただし申し込みを先のローンの選択はよく考えて行わなければいけません。カードローンの審査は保証会社が行うことになっており、扱うローンによってはローンが異なっても保証会社が同じという事もよくあります。
保証会社が同じだとローンが違っても審査落ちしてしまう可能性が高いため、二度目以降申し込みをする時は保証会社が異なるローンに申し込みするようにしましょう。
借り換え先のローンへの申し込みは何度行うことも可能です。
しかし申し込みをする回数には注意が必要となり、申し込みの回数が増えると審査に通りにくくなってしまうことがあります。
理由としてはローンに何度も申し込みをしている人は金銭面で困っていると判断されやすく、返済面で問題があると捉えられてしまうためです。そのため借り換え先のローンへの申し込みは慎重に行い、できるだけ回数を増やさない方が無難となります。
ローンの借り換え審査に落ちてしまう場合、何かしらの理由がある可能性が非常に高いです。
審査落ちの理由は、相手のローンが教えてくれることはありませんが、インターネットなどで調べるとどんな理由で審査に落ちるのかある程度分かります。そこから自分の状況を照らし合わせるとある程度審査落ちの理由が見えてくるため、対策可能です。
カードローンの借り換え審査時は申し込みをした人の情報をもとに審査が行われていることを知っているでしょうか。いわゆる属性と呼ばれるもので、具体的に言うと以下のような項目が審査の結果に影響を与えます。
その他にも属性の項目はありますが、主に上記の項目が審査では重要となります。
借り換え先のローンでは必ず対象年齢が設定されています。基本的に下限は20歳から、上限は65歳の事もあれば69歳以下となっているため申し込みをする時によく確認しなくてはいけません。
年齢には審査に有利になる年齢もあれば審査で不利になってしまう年齢が存在します。審査に有利になる年齢としては目安として30代から50代の年齢の人が審査では有利です。
なぜこの年代が有利なのかというと、この年代になってくると金銭面に余裕がある傾向にあるためです。逆に仕事を始めたばかりの20歳や定年が近づく60代の人の場合は審査では不利になりやすくなってしまいます。
カードローンの借り換えをする場合、審査では自分の年収も大きく影響を与えます。年収の項目は年収額と安定した収入が重要です。ローンにもよりますが、借り換えをするのであれば年収は200年万円以上あった方が審査では有利になりやすいと言われています。
また安定していることも重要で、毎月決まった収入を得ているということも重要です。年収が良くても毎月の収入が不安定だった場合に審査に落ちてしまう可能性もあるため注意が必要となります。
借り換えのローン審査を受ける時に年収に不安を感じる場合は、転職をする、副業をするなど対策をする必要があります。
借り換え時の審査では、申し込みをした人の勤務先の属性情報も審査に影響を与えます。特に重要となってくるのが「勤務先」と「雇用形態」「勤続年数」です。
まず勤務先ですが、収入が安定している勤務先の方が審査では有利となりやすいです。例を挙げますと公務員や大企業などが挙げられ、失業のリスクが低いため審査では有利に働きます。
ではそれ以外の勤務先、例えば中小企業などの人は不利になるのか?というとそんなことはありません。その他の属性にもよりますが、中小企業の人でも基準を満たしていれば問題なく借り換えすることができます。
勤務している人はそれぞれ勤務形態が異なることもあります。借り換えをする時に正社員で働いている人もいれば、アルバイトや派遣などで働いている人もいるでしょう。
雇用形態はどの形態でも審査に通る可能性はありますが、正社員の方が審査では有利に働きます。逆に正社員以外だと審査で不利に働いてしまうこともあるため注意してください。
最後に勤続年数の項目についてですが、勤続年数は長ければ長いほど審査では有利に働きます。逆に勤続年数が少ないと審査では不利となってしまうため、勤続年数が少ない場合は審査落ちの可能性も高いです。
勤続年数は半年以上あれば審査に通る可能性がありますが、借り換えをするのであれば3年以上の勤続年数の方が審査では有利になりやすいです。
審査では家族の有無や家族構成、住まいの属性項目もあります。まず家族ですが、借り換えを前提としたローン審査の場合は独身人が審査では有利になりやすいです。
理由としては自由に使えるお金がある傾向にあり、返済にお金を回してもらえる可能性が高いためです。逆に家族がいると審査では不利になりやすい項目のため注意してください。
次に住まいの属性についてですが、住まいは自分の持ち家があると審査では有利になりやすいです。持ち家があれば万が一返済の延滞や滞納をした時に連絡をしやすく、夜逃げなどの可能も低くなることが理由となります。
賃貸などでは逆に審査に通りにくくなってしまう可能性もある属性項目です。しかし住まいに関しては他の属性がしっかりとしていれば特に問題がない項目とされています。そのためその他の項目がしっかりしている人は気にする必要はありませんが、その他の属性に不安がある人は注意しておきましょう。
カードローンの利用者であれば審査を受ける時に在籍確認を済ませているのではないでしょうか。
借り換え先のローンでも在籍確認の審査が行われるため、在籍確認が行われることを忘れてはいけません。
在籍確認というと会社への電話連絡を用いて行われることが多く、審査を受ける人は会社の人にローンの利用が知られることを不安に感じる人もいます。
しかし借り換え先のローンでもカードローンと同様な在籍確認が行われるため、会社の人にローンの利用が知られる可能性は低いです。初めて借り換えをする人でもあまり不安に感じることはないため、カードローンと同様な在籍確認が行われるという事を覚えておきましょう。
会社への在籍確認が周りの人に知られる可能性が低いことにはきちんとした理由があります。ローンにもよりますが在籍確認は電話連絡で来るため、自分で電話に出られずに会社の人が電話対応してしまい、ローンの利用を知られてしまうという不安を感じる人は少なくありません。
しかし基本的にローン名や金融会社名で電話連絡が来ることなく、電話をした人の個人名で電話連絡をしてくるためローンの在籍確認とはわかりにくくなっています。
これが会社の人へローンの利用が知られにくい理由です。また、会社への在籍確認の電話連絡は必ずしも自分で電話に出る必要はありません。
籍確認は自分で電話に出られなくても、会社に在籍していることが分かれば良いため、電話にでた会社の人が「席を外している」「休み」などと伝えただけで在籍確認が終了している可能性もあります。
ローンの在籍確認は会社の人に知られにくくなっていますが、絶対に知られないという訳ではありません。会社へは個人名で電話連絡をしてくるため、人によっては怪しまれてしまう可能性もあり、そこからローンの利用が知られてしまう可能性もあります。
また電話に対応した人が、ローンの利用者だった場合もローンの在籍確認と知られてしまう可能性もあります。知られにくくなっているとはいえ、電話に出る人やタイミングなどによってはローンの利用が知られてしまう可能性もあるため注意してください。
借り換え先のローンで発生する在籍確認の審査は必須となっているためなしにすることはできません。在籍確認は必ず行う必要があるため、電話連絡などの在籍確認を行うことを覚悟しておきましょう。
ローンの中には「在籍確認なし」と謳っているローンが宣伝されていることもあります。在籍確認無しといったローンは基本的に詐欺である可能性が非常に高いため、在籍確認無しのローンは絶対に利用してはいけません。
借り換え先のローンで行う在籍確認は電話連絡で行われることが多いです。しかし必ずしも電話連絡で行う必要はなく、別の方法で在籍確認ができる事があります。
その方法というのは「書類提出」での在籍確認です。会社に在籍していることが証明できる書類を金融機関に提出することで在籍確認の電話連絡を避けることができます。
在籍確認ができる書類はローンによって様々ですが、例えば「社会保険証」や「社員証」、直近の「給与明細書」などがあれば在籍確認の書類として提出することができます。
ただしローンによって「在籍確認は電話のみ」ということもあるため、申し込みをする時に在籍確認の方法を確認しておく必要があります。
借り換え先のローンに関わらず、契約するために書類を提出する必要があります。書類がないと審査に通ることはないため、事前に用意しておくようにしましょう。
必要となる書類は「本人確認書類」と「収入証明書類」の2種類が必要となります。提出する書類は基本的にコピーや撮影した画像となるため、コピーや画像が必要です。
コピーや画像を撮影する時に書類の必要項目が写っていなかったり、ブレなどで読めなくなったりすると書類の不備となることもあります。借り換え先のローンによって書類の提出方法は異なるため、提出前に確認して用意しておくようにしましょう。
本人確認書類と認められている書類はローンによって様々です。ですが多くの場合「運転免許証」が本人確認書類として必要となっています。運転免許証がある人は本人確認書類として運転免許証を用意しておくようにしましょう。
もちろん運転免許証以外の書類でも本人確認することは可能なので、その他の書類を提出しても問題ありません。ローンにもよりますが、以下の書類が本人確認書類として認められていることが多いです。
人によっては書類に掲載されている情報と現在の情報が異なることもあります。分かりやすく言えば住所が挙げられ、現在の住所と書類に掲載されている住所が異なることもあるでしょう。
こういった場合は書類の情報を変更しておくこと、場合によっては公共料金の領収証などを提出しなくてはいけないこともあります。必ず正しい情報が掲載されている書類を用意して提出するようにしましょう。
カードローンの借り換え審査時には収入証明書が必要となることも多いです。カードローンであれば一定金額を超えた時に収入証明書が必要となりますが借り換え先のローンでも同様となります。
カードローンで借り換えをする場合は一定金額を超える時に収入証明書類が必要となります。具体的に言うと1社からの借入が50万円以上の時もしくは、複数社からの借入合計が100万円を超える時に必要です。
カードローンの借り換え審査時には基本的に本人確認書類と収入証明書の2種類が必要です。しかし申し込みをする人や借り換え先によってはその他にも書類が必要となることもあります。
具体的な例でいえばカードローンの利用状況が分かる書類です。このように借り換え時には通常のカードローンの審査時に必要な書類以外の書類も必要となることもあるため注意してください。
書類を用意できないと借り換えできなくなってしまうこともあるため注意しましょう。また審査を受ける前にあらかじめ必要となる書類を確認しておくとよりスムーズに契約を進めることができます。
カードローンの借り換え時の審査で重要になるポイントは借り換え前の他社借入と信用情報です。
他社借入というのは契約しているローンからの借入金額のことで、他社借入があると借り換え時のローン審査に影響を与えます。信用情報というのはカードローンやクレジットカードなどの履歴の事を指します。
例えばカードローンでいつ借入をしたのか、返済は期日に行ったのか、借入残高はどれくらいなのか?こういった情報が記録されており、審査では重要なポイントです。
カードローンの借り換え時のローンの利用状況は人それぞれです。借り換えを目的としている人は1社から借入をしている人もいれば2社以上のローンから借入をしている人もいるのではないでしょうか。
他社借入が多い場合、借入している合計額もそれなりの金額になります。他社借入の件数と借入合計金額が多いと審査に落ちやすくなることがポイントです。
具体的な数値でいえばまず他社借入件数ですが、2~3件であれば問題ないですが4件、5件となってくると審査に落ちやすくなってしまいます。ただ2件から3件でも審査には影響を与える可能性が高いため2件以上の借入がある人が借り換えをする時には審査に通りにくいと考えておきましょう。
他社借入金額としては自分の年収の3分の1がポイントです。借入合計が年収の3分の1以上ある場合や、それに近い借入がある場合審査に通りにくくなってしまいます。
対策としては借り換えをする前に借金を返済して借入件数や借入金額を減らすことがポイントです。また使っていないカードローンなどがあれば解約しておくことも有効となります。
借り換えをする時は信用情報も重要なポイントになり、信用情報によっては審査に良い影響を与える事もあれば悪い影響を与えることもあります。
カードローンの返済した情報は信用情報として残されています。毎回期日通りに返済をしていれば、返済したという情報が残るため返済能力に問題ないと判断されやすいことがポイントです。審査に良い影響を与えるため、審査に通る可能性揚げることもできます。
逆に返済ができずに延滞や滞納という情報が信用情報として残されてしまうと、審査に悪い影響を与えてしまいます。審査にも落ちやすくなってしまうため、借り換えが困難になってしまう可能性もゼロではありません。
この信用情報は誤魔化すことはできませんし、嘘をついてもローンの審査時にすぐにばれてしまいます。また時間経過以外で消えることがほぼないため、普段のカードローンの利用に気を付けなくてはいけません。
カードローンからの借金を借り換えする場合、必ず借り換え先のローンで審査を受けなければいけません。
審査を受ければ必ず借り換えできるわけではなく、審査に落ちてしまえば借り換えは不可能です。借り換え時のローン審査で重要になるポイントは信用情報と他社借入の2つです。
借り換え前のカードローンでの返済状況が悪いと信用情報に傷が残っていることがあります。この状態で借り換え審査を受けても審査に落ちる可能性が高いため、カードローン利用時に延滞や滞納をしている人は注意してください。
他社借入がある場合、借入している金額や借入件数によって審査の結果に影響が出ます。借り換え金額の借入金額が自分の年収の3分の1に近づくほど審査には通りにくくなってしまうため、高額融資を受けている人は注意が必要です。
また借り換え時に借入件数が多すぎても審査に通りにくくなってしまうため、借金を返済する、使用していないカードの解約など対策をしておく必要があります。
ローンの審査に通るためには書類の提出も必須となります。借り換え時には本人確認書類と収入証明書の2種類が必要です。場合によってはカードローンの利用状況が分かる書類の提出を求められることもあるため、書類提出を求められた場合は用意して提出する必要があります。
審査には在籍確認も含まれ、基本的に会社への電話連絡で在籍確認は行われます。会社の人へばれる可能性は少なく、ローンによっては書類での在籍確認に対応してくれることもあるため、不安に思う必要はありません。
伝えミスや虚偽の情報を伝えるということがないように、申し込み時には必ず正確な情報を伝えるようにしましょう。