カードローンの借り換えをすると利息を抑えられたり、返済額を抑えられたり、返済を楽にすることができます。しかし、借り換えをすれば必ず返済が楽になるわけではありません。
借り換えをする場合は、借り換えの前後で比較をする必要があります。ここではカードローンを借り換えする時に比較するポイントを紹介するため参考にしてください。
カードローンの借り換えをする場合の比較ポイントがいくつかあります。借り換えの前後で比較ポイントを比べてみて、借り換え後にメリットがある時に借り換えをするようにしましょう。
借り換えをするのであれば、まず上記の5つのポイントを比較してみてください。比較してみると、借り換え前よりも返済負担が増えたという事を防ぐことができるため、比較はとても重要です。
カードローンで借り換えをする目的としては金利を下げたいという人が多いのではないでしょうか。借り換えの前後で金利を比較して、借り換え後に金利が低くなれば利息を抑えられる可能性があります。
カードローンや借り換え専用ローンでは限度額によって金利が変わるため、借り換え後の限度額や金利をよく確認しておくようにしましょう。
カードローンや借り換え専用ローンでは必ず約定返済が発生します。ローンによって約定返済額も異なるため、借り換えをして返済額が安くなることもあれば高くなることもあるため比較しておく必要があります。
返済額が高くなれば月の返済負担が大きくなってしまうこともあるため、借り換え後に利用するローンの約定返済額をよく確認しておくようにしましょう。
カードローンの返済する方法は複数用意されていることもあります。
などローンによって返済方法が異なるため借り換えをするなら返済方法も比較しておく必要があります。比較する理由としては人によっては返済しやすい方法としにくい方法があるためです。
借り換え後に自分の返済しやすい方法で返済できるローンで借り換えをすれば返済もしやすくなります。
カードローンで取引をする時に手数料が発生することがあります。特にATMを利用して返済や借入をする時に手数料が発生することがあるため、手数料の比較もしておきましょう。
利用しているカードローンや借り換えローンの自社ATMがあれば、手数料が無料になっている可能性が高いため、自社ATMがあるローンを使って借り換えをすれば手数料を抑えられる可能性があります。
手数料は一度の取引での発生量は少ないですが、返済回数を重ねれば重ねるほど大きな金額となってしまうため、できるだけ返済負担を減らしたい場合に重要なポイントです。
カードローンや借り換えローンにはそれぞれ利便性があります。そのため自分の利用しやすいローンもあれば、自分が利用しにくいローンもあるため、できるだけ自分が利用しやすいローンを選ぶようにしましょう。
例えばATMですが、自分の住居や通勤途中にあれば利用しやすいですし、ATMの営業時間が長い方が利便性も高いです。
また借り換えはカードローンを使っても可能ですし、借り換え専用ローンでも可能で、それぞれに特徴があります。カードローンは借り換え後でも借入できるため利便性が高いです。借り換えローンは借り換え後に借入することができず、カードローンに比べると利便性が悪いです。
利便性が良い方が使いやすいため、自分が使いやすいローンで借り換えをするようにしましょう。
カードローンの借り換えというと、返済が楽になるイメージが強いですが、必ずしも返済が楽になるわけではありません。
利用するローンによっては借り換え後の返済負担が増えてしまう可能性もあるため、借り換えするローンを選ぶ時には注意が必要です。
カードローンの借り換えをする場合、金利を重視して借り換えをすることも多いです。
多くの場合は現在使っているローンよりも金利設定が低いローンを使うことが多いですが、金利が低くなれば利息も抑えられるという訳ではありません。
たとえ金利が低くなっても、返済時に発生する利息が最終的には高くなってしまうということもあります。そのため、金利の数値だけではなく完済までに発生する利息をきちんと計算をして借り換えをしなくてはいけません。
カードローンの借り換えをしても負担が減らない時は、まず金利です。借り換え後に金利が低いローンを使わなければ利息は抑えられません。そのため利息の負担を抑えたい場合はまず金利の数値を比較してみてください。
次に返済額に注目し、借り換え後に返済額が減ると毎月の返済負担は減らせますが、返済回数が増えてしまい最終的な利息が高くなってしまうことがあります。そのため、借り換え後の金利が低くなった場合でも返済額が低くなる時は、最終的な利息がどれくらいになるのか計算しておきましょう。
まとめると、金利が低くなってもローンの約定返済が少なくなった時は、返済期間が長くなり利息負担が減らないこともあるため注意しましょう。
カードローンの借り換えができるローンは一つだけではありません。借り換えに使えるローンとしては「カードローン」と「借り換え専用ローン」があり、どちらを使った場合でも借り換えすることができます。
カードローンと借り換えローンにはそれぞれメリットとデメリットがあるため、借り換えに利用する場合はよく比較してから選ぶようにしましょう。
カードローンと借り換え専用ローンで大きな違いと言えば、借り換え後に追加借入の有無です。カードローンは借り換え後でも限度額に余裕があれば追加借入できますが、借り換え専用ローンでは追加借入はできません。
借り換え後にも借入をしたい、いざという時の備えにしたいという場合は借り換え専用ローンではなくカードローンがオススメです。ただし、追加借入できることがデメリットになることもあり、追加借入をすると完済までの期間が長くなってしまいます。
なかなか完済できないため借り換えをしても借金が減らず、利息も高くなってしまうため追加借入には注意しましょう。対して借り換えローンでは追加借入はできませんが、返済に専念することができます。
新たにカードローンと契約しなければそれ以上借金が増える事もないため、返済に集中したい人は借り換え専用ローンがオススメです。カードローンとは違い一度借入をすれば追加借入できないため、お金が必要になったときに借入することはできないため注意してください。
カードローンによっては総量規制の対象になることを知っているでしょうか。総量規制は借入できる金額に制限がかかり、主に消費者金融のカードローンやクレジットカードが対象となります。
例えば消費者金融のカードローンを使って借り換えをする場合、総量規制の対象となってしまいます。総量規制の対象となると、現在の借入を全て借り換えできない場合もあるため注意が必要です。
例えば年収が300万円は最大で100万円までの借入ができます。この条件ですでに60万円借入している場合、総量規制の対象となるローンでは残り40万円しか借入することができません。
つまりこの状態で総量規制の対象となる消費者金融のカードローンでは40万円までの借り換えしかできず、残りの20万円は借り換えできないことになります。
対して借り換え専用ローンは総量規制の対象になりません。消費者金融で扱っている借り換え専用ローンも総量規制の対象外となるため、ある程度借入金額を気にせず借り換えすることができます。
カードローンと借り換え専用ローン、どちらで借り換えする場合でも必ず審査があります。借り換えをするなら審査も比較してみましょう。気になることはやはりどちらの方が利用しやすいのか?という点ではないでしょうか。
借り換えをする場合、どちらのローンでも審査が厳しくなる可能性が高いです。理由としては、借り換えをする人は借金がある状態で審査を受けることになるため、審査が厳しくなってしまいます。
特にどちらのローンでも借り換え後の金額が大きくなると、それだけ審査が厳しくなってしまうため、借入金額が大きい人は注意が必要です。
カードローンの借り換えをするなら、できるだけ低金利の借り換え先を選ぶ必要があります。
カードローンは銀行と消費者金融で扱っていますが、基本的に銀行のカードローンの方が低金利です。
カードローン | 金利 |
---|---|
プロミス | 4.5%~17.8% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
アイフル「かりかえMAX」 | 3.0%~17.5% |
アコム「借り換え専用ローン」 | 7.7%~18.0% |
消費者金融の場合、上限金利18%に近いことが多いです。アイフルの「かりかえMAX」とアコムの「借り換え専用ローン」は借り換え専用ローンですが、金利はカードローンと同じく上限金利は18%となっています。
カードローン | 金利 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
住信SBIネット銀行MR.カードローン | 1.8%~14.79% |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
銀行のカードローンは上限金利が15%以下となっていることが多く、消費者金融よりも低金利となっています。
消費者金融のカードローンと借り換え専用ローンは銀行カードローンよりも金利が高めになっています。そのため、消費者金融のカードローンを借り換えする場合は銀行カードローンがオススメです。逆に銀行カードローンから消費者金融への借り換えは金利が高くなってしまう可能性もあるため、オススメできません。
ただしカードローンの金利は限度額によって左右され、高額の限度額になると金利が下がります。そのため消費者金融から銀行カードローンへ借り換えをしても限度額によっては金利が下がらないこともあるため注意してください。
また消費者金融から低金利の銀行カードローンへ借り換えをしても、返済負担が減らない可能性もあります。すでに紹介していますが、借り換えをする場合はシミュレーションなどを使って、借り換えの前後で最終的な返済額や利息をよく計算してから借り換えをするようにしましょう。
消費者金融のカードローンは銀行に比べると高金利となっているため、借り換えにはあまり向いていません。そのため、銀行カードローンの借入を借り換えする場合、消費者金融での借り換えはオススメできません。
では消費者金融から消費者金融への借り換えはどうなのか?というと、貸付条件によっては返済負担や最終的な利息を抑えられることもあるため借り換えをする意味はあります。
消費者金融のカードローンといっても、貸付条件は金融会社によってそれぞれです。基本的に消費者金融の上限金利は18%近いですが、「プロミス」なら金利4.5%~17.8%、SMBCモビットなら金利3.0%~18.0%となっているため、SMBCモビットからプロミスへ借り換えをすれば0.2%ほど金利が低くなります。
多少の違いですが金利が低くなり利息を抑えることができます。またカードローンによって約定返済額も異なるため、返済額によって負担や利息を抑えられることもあるため比較しておきましょう。
具体的に言えば借り換え後のカードローンの約定返済額が増えれば、返済期間が短くなり最終的な利息が抑えられる可能性があります。ただし、約定返済の金額が増えるため毎月の負担が増えてしまうため注意してください。
逆に約定返済の金額が下がる場合は完済までの期間が長くなってしまい、利息が高くなる可能性があります。この場合は約定返済の金額が減るため毎月の負担も減るため返済もしやすくなるため、負担を減らしたい人にオススメです。
消費者金融のカードローンから、消費者金融の借り換え専用ローンに借り換えをすれば返済に集中することができます。すでに紹介している通り、借り換え専用ローンは追加借入できないため、確実に完済まで進めることができるため、返済に集中したい人にオススメです。
消費者金融カードローンの借り換えは、基本的に銀行への借り換えがオススメです。しかし借り換えをするためには審査が必須で、通らなければ借り換えすることはできません。
銀行カードローンは審査が厳しい傾向があるため、借り換えをしたくてもできない可能性もあります。銀行で借り換えをしたい、けど審査が厳しくて借り換えできないという時に消費者金融がオススメです。
よく比較すれば返済負担や返済額を抑えられますし、借り換え専用ローンを使えば返済に集中することもできます。まず銀行での借り換えを検討してみて、審査に不安を感じたり、審査落ちしたりした場合は消費者金融のカードローンや借り換え専用ローンでの借り換えを検討してみてください。
カードローンの借り換えは現在の返済方法や状況と、借り換え後の返済方法や状況をよく考えて行わなくてはいけません。理由はよく考えて借り換えをしないと返済の負担が増えてしまうこともあるからです。
借り換えというと現在のカードローンよりも低金利のローンを選んで借り換えをするイメージがないでしょうか。低金利にすれば返済時に発生する利息を減らすことができます。
しかし1回ごとの利息が減ったとしても、最終的な利息が借り換え前よりも増えていることもあります。利息を抑える目的で借り換えをする場合は金利だけではなく、最終的な利息額を比較してカードローンを選ぶようにしましょう。
借り換えをすることで毎月発生する約定返済の負担を減らすこともできます。例えば借入残高が10万円で約定返済が毎月5000円のカードローンから毎月4000円のローンにすれば1000円分負担を減らせることが分かるでしょう。
ただ、約定返済の負担が減った場合、完済までの期間が長くなってしまう点には注意しなくてはいけません。完済までの期間が長くなると返済回数が増えてしまい、利息が高くなってしまうことがあります。
返済額が減ると利息が増えてしまうこともありますが、無理なく返済していくことができます。逆に返済額が増えるローンで借り換えをすれば負担は増えますが、最終的な利息を抑えることができます。
カードローンの借り換えはカードローンでもできますが借り換え専用ローンを使って行うこともできます。カードローンであれば借り換え後でも今まで通り限度額の範囲内で利用できるため利便性が高いです。
借り換え専用ローンはカードローンのように追加で借入することはできず、借り換え後は返済のみとなります。返済に集中できるため、それ以上借金を増やさず完済を目指したいという時にオススメです。
カードローンの借り換えをするのであれば、借り換え前と借り換え後で必ず計画を立てるようにしましょう。
返済金額や利息を自分で計算することもできますが、すべて自分で計算しようとするととても大変です。シミュレーションを使うことで返済金額や利息を簡単に計算することができるため、借り換え前にシミュレーションを使って計画を立てるようにしましょう。