カードローンの借り換え後でもお金の借り入れができれば、いざという時に借りられるのでとても便利です。確かに便利と言えますが、便利なだけではなくデメリットも存在するため「借り換え後の借り入れ」は慎重に行わなければいけません。
ここでは借り換え後に借り入れはできないのか?またどのようなデメリットが存在するのか?借り入れ後の借り換えの事を紹介していきます。
カードローンの借り換えをしたのちに、お金が必要となれば追加借入をしなければいけないこともあります。
追加借入は借入先のローンによってできることもあればできないこともあるため、借入先でよく確認しておかなくてはいけません。
利便性を考えるのであれば借り換え後に追加借り入れできないことはデメリットにもなりえます。一般的にカードローンの借り換えに利用できるローンは以下の5つです。
この5つの中で追加借入できることもあれば、できないこともありますしそもそも借り換えに利用できないローンも存在します。
カードローンでも借り換えすることは可能で、借り換え後に追加借入することもできます。
ただし、追加借入できるのは限度額に余裕がある時となるため注意してください。例えば借り換え前の借金が50万円、借り換え後のカードローンで限度額50万円借入をして借り換えをした場合、枠に空きがないため追加借入することはできません。
しかし返済後に限度額に空きが出れば追加借入することもできるため借り換え後に追加借入したいという時に便利です。
借り換え専用ローンはカードローンとは異なり借り換え後は追加借入することはできません。
借り換え後は毎月の返済のみすることができ、カードローンのように返済をして枠が相手も追加借入は不可能です。追加借入できないことは不便ですが、その分返済のみに集中することができるため完済しやすいローンと言えます。
借り換え専用ローンと同様におまとめローンでもカードローンの借り換え後に追加借り入れすることはできません。おまとめローンも借り換え後は返済のみ可能となるため、返済集中したい人にオススメです。
フリーローンや多目的ローンでもカードローンの借り換えができる事もありますが、追加借り入れすることはできません。ただし、借り換え専用ローンやおまとめローンとは違い、再審査を受け審査に通れば追加借り入れできることもあります。
しかし借り換えやおまとめ目的で利用する場合は完済するまで審査に通らない可能性も高いため実質不可能と考えて置くべきです。またフリーローンや多目的ローンでそもそも借り換えができないことも増えてきています。
フリーローンや多目的ローンを借り換えに利用したい場合は、事前に借り換えやおまとめに利用可能なのか確認をしておく必要があります。
借り換え後の追加借り入れはカードローン以外では基本的にはできません。では借り換え後に新規借り入れをすれば借入できるのか?というとできる事も、あればできないこともあります。
借り換え先のローンにはそれぞれ契約内容が決められており、ローンによっては借り換え後の新規借り入れが禁止されていることもあります。
当然ですが新規借り入れが禁止されているローンで借り換え後に新規借り入れをしてしまえば契約違反となってしまうため注意が必要です。
契約違反になると借り換えができないだけではなく、借金の一括返済をしなくてはいけないこともあります。ローンによって契約内容は決められているため、借り換え後に新規借り入れをする場合は契約違反をしていないかよく確認しなくてはいけません。
借り換えに利用するローンによっては借り換えやおまとめ後に新規借り入れすることも可能です。しかし新規借り入れをすることで発生するデメリットもあるため、新規借り入れをする場合はデメリットに気を付けなくてはいけません。
新規借り入れをするということは新たに借金が増えることになり、毎月の返済も発生してしまいます。当然ですが、借り換え後にも返済が発生するため、新規借り入れをしてしまうと借り換え後のローンと新規借り入れをした2つのローンで返済しなくてはいけません。
新規借り入れをすればまた返済が苦しくなってしまうため、追加借入が可能でもできるだけ追加借り入れしない方がリスクも少ないです。新規借り入れはよく考えて行うようにし、万が一追加借り入れするのであれば返済プランを考えてからにしましょう。
新規借り入れをする場合は当然ですが審査があるため必ずしも新規借り入れができるわけではありません。また借り換えやおまとめをしているということはすでに借金があることになるため、審査が厳しくなるというデメリットも存在します。
特に借り換え後やおまとめ後の借入金額が大きくなれば大きくなるほど審査には通りにくくなります。総量規制の有無に関わらず、自分の年収の3分の1に近い借入があると審査にはなかなか通らないため、借金が多い場合は審査に通らないという事も頭に入れておきましょう。
カードローンなどの審査は他社のローンを組んでいると審査に通りにくくなり、借り入れできなくなるという事を聞いたことはありませんか?確かに他社のローンを組んでいるとカードローンなどの審査に通りにくくなることもあります。
しかしその後の借り入れが無理なのか?というと必ずしも無理という訳ではありません。カードローンの借り換えをした後に、必要に応じて借り入れすることも可能なので心配する必要はありません。
ただ審査に通りにくくなる点については気にしなくてはいけません。一度借り換えをするとその返済状況によってはその後の他社借入がしづらくなることもあるため注意が必要です。
カードローンを利用している人は信用情報という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。信用情報にはカードローンなどの利用者の返済状況が記録されています。借り換えをする人は、「借り換えすることで信用情報に傷が付く」と考えている人はいませんか?
傷が付くというのはいわゆるブラックと呼ばれるものがイメージしやすいのではないでしょうか。借り換えしただけでは信用情報に傷が付くことはなくブラックにもならないため特に問題はありません。
借り換えすること自体は信用情報に傷が付くことはありませんが、借り換え後に返済が延滞したり、滞納したりすると話は変わります。延滞や滞納をすると信用情報に傷が付いてしまい、ひどい場合ではブラックになってしまうこともあるため注意しなくてはいけません。
当然ですが借り換え後に延滞や滞納をしてブラックになってしまうと、その後の新規借り入れができなくなってしまいます。またブラックになっていなくても返済の延滞情報が信用情報に残されていると審査に通りにくくなってしまうこともあるため気を付けなくてはいけません。
ブラックや延滞情報があると借り換えローンだけではなくその他のローンでの借り入れもできなくなってしまうこともあるため、できるだけ延滞や滞納をしないように返済していく必要があります。
借り換えは、カードローンや借り換え専用ローン、フリーローンなどでも可能です。しかし借り換え可能なローンの中で借り換え後に借り入れできるローンはカードローンしかありません。ならカードローンでの借り換えがオススメなのか?というとそうとも言えません。
カードローンや借り換え専用ローン、フリーローンなどにはそれぞれにメリットとデメリットがあるため、メリットとデメリットを考えて借り換え先を選ぶ必要があります。
カードローンでの借り換えのメリットといえば、やはり借り換え後にも借り入れできることです。借り換え後にもお金を借りなくてはいけないケースもあるため、いざお金が必要になった時に利用できます。
その分デメリットもあり、すでに紹介している通り追加借入をしてしまうと借金が余計に増えてしまう点が挙げられます。最終的な利息も増えてしまうし、完済までの期間が長くなり延滞や滞納のリスクも高まるためこの辺に注意して借り換えをしなくてはいけません。
借り換え専用ローンやおまとめローンなどは借り換え後に追加借り入れできないというデメリットがありますが、それ以上に期待できるメリットもあります。
例えば借り換え専用ローンやおまとめローンなどは、借り換え後は返済のみとなっているため、新規でローンと契約をしなければそれ以上借金が増えることはありません。
よくカードローンの利用者はその利便性からお金を借りることが癖になっていることもあり、なかなか完済できません。しかし返済のみの借り換え専用ローンなどではお金を借りる癖も防ぐ効果に期待することもできます。
返済を防ぐだけではなく、借金が増えずに確実に借金の返済をしていけるため、コツコツ返済していきたいという人にオススメです。
カードローンと借り換え専用ローン、おまとめローンなどにはそれぞれのメリット、デメリットがあるため使い方も人それぞれです。カードローンに向いている人もいれば借り換え専用ローンに向いている人もいるため、自分の状況に合わせて借り換え先を選ぶようにしましょう。
カードローンはやはり借り換え後の借り入れも視野に入れている人にオススメです。ただしカードの扱いには十分注意が必要で、追加借入をする時には返済の事も考えて延滞や滞納をしない範囲で借入をする必要があります。
借り換え専用ローンやおまとめローンなどは返済に集中したいという人にオススメです。カードローンのような利便性はありませんが確実に返済していくことができます。
また専用ローンであれば審査も借入があることを前提に審査をしてくれるため、人によってはカードローンよりも審査に通りやすい可能性があることもメリットです。
カードローンは利用者によって借金の金額も異なります。多い人もいれば少ない人もいますが、ここで問題となるのは借金が多い人です。カードローンから借り入れしすぎてしまい借り換えができないという可能性もゼロではありません。
その他にもカードローンの契約件数が多すぎるといった人は借り換えできない可能性があります。このように借り換えをしたくても借り換えできない場合はどうすれば良いのか?対処方法を紹介していきます。
借り入れが多すぎてカードローンの借り換えができないという場合は借金額を減らしてから申し込みをすれば借り換えできる事もあります。
現在カードローンを利用していて、金銭面に余裕がある場合は借り換え前に借金を減らしてみてください。借金が減れば審査に通ることもあるため余裕がある人は実践してみましょう。
ただし金銭面に余裕がないのに借金を減らそうとすると、生活費など他の事でお金が足りなくなってしまう可能性もあります。そうなるとカードローンにもう一度お世話になるということになりかねないためこの方法で対処する場合は注意してください。
カードローンの契約件数が多すぎても借り換え審査に落ちる事があります。借入件数が多くて借り換えできない場合は借入件数を減らすことで対処可能です。
また現在使っていないカードローンがある場合も解約しておいた方が無難です。お金を借り入れしていないカードローンでも持っているだけで審査に通りにくくなってしまうため、使わないカードローンがある場合は解約しておきましょう。
何度カードローンの借り換え審査を受けても通らないという場合は、最終手段として債務整理という方法もあります。
債務整理にもメリットとデメリットがありますが、どうしても借り換えができない場合は債務整理することも視野に入れましょう。債務整理には主に以下のような手続きがあります。
この3つの手続きにはそれぞれにメリットとデメリットが存在します。まず任意整理ですが、この手続きをすると裁判所を通さずに貸金業者と借金返済の交渉が可能です。
交渉次第では借金の減額や金利の引き直しをしてくれるため、借り換えをしなくてもカードローンの負担を減らすことができます。ただし任意整理を利用できない人もおり、「減額後の借金返済が3年前後でできない」「継続した収入の見込みがない」このような人は任意整理を利用することはできません。
民事再生というのは裁判所を通して行われる手続きです。この手続きをして裁判所に借金の返済が困難と認めてもらえれば借金の減額ができ、3年から5年ほどの分割払いで返済していくことになります。
民事再生にも利用条件があり、「借金金額が5000万円まで」「借金返済が困難」「継続した収入の見込みがある」人しか利用することはできません。この後に紹介する自己破産とは違い、財産を手放さずに借金の減額ができるため、減額後の返済ができる場合は民事再生を検討してみてはどうでしょうか。
最後は自己破産についてですが、この手続きをすれば借金の支払い義務を免除することができます。ここだけ聞くとメリットにも聞こえますが、財産を手放さなくてはいけないというデメリットがあるため注意が必要です。
例えば自動車や住宅などの財産が該当となります。自己破産は「借金の返済が不可能と認められた人」「過去7年に免責を受けたことがない人」が対象となる手続きです。
自分の現在のカードローンの返済状況を見直してみて、どうしても借り換えできず、なおかつ返済が不可能とか困難といった場合は債務整理を検討してみてください。
債務整理をした後はしばらくローンでの借入ができなくなります。手続きにもよりますが5年から10年はローンで借入ができなくなるため債務整理をする場合はよく考えてから行わなければいけません。
カードローンの借り換え後の借入はできないわけではありません。借り換え先が絞られてしまいますが、ローンによっては借り換え後でも借り入れすることができます。借り換え後に借り入れが可能なローンとしてはカードローンが挙げられます。
借り換え後にも借入を希望する場合はカードローンで借り換えすることを検討してください。
カードローンでの借り換えのデメリットは、追加借り入れによる返済の延滞や滞納です。借り換えなので新たに返済先が増えるわけではありませんが、追加借入をすると返済の長期化と利息の増加も考えられるため返済の事を考えて追加借り入れするようにしましょう。
借り換え専用ローンやおまとめローン、フリーローン、多目的ローンでも借り換えは可能ですが、借り換え後の借入はできません。しかしカードローンとは異なるメリットも持っているため、人によってはこちらでの借り換えがオススメの人もいます。
借り換え専用ローンやフリーローンなどは借り換え後は返済のみとなっているため新たな借金を気にすることなく返済を続けていくことができます。毎月返済をして行けば確実に完済できるため、借金から抜け出したいといった場合にオススメです。
カードローンの借り換え後にお金が必要になった場合、新しく他の金融会社のローンを利用して借入を考える人もいます。この方法であれば借り換え後に借り入れすることも可能ですが、借り換え後のローンによっては新たな借入先と契約することが契約で縛られていることもあるため注意が必要です。
契約を無視して借り換え後に新規借り入れをした場合は借金の一括返済で自分が困ることになるため契約内容の確認を忘れずに行う必要があります。
最後に今までのカードローンの利用状況からどうしても借り換えできない、借り換えに申し込みをしているけど審査に通らないといった場合は債務整理手続きをすることを考えてみてください。何度も審査に落ちる場合は信用情報に傷が付いている可能性が高いため何度申し込みをしても審査に落ちる可能性が高いです。
債務整理をすれば借り換えやおまとめをすることなく借金の減額や免除、利息の軽減ができるためどうしても借り換えができない時の最終手段として覚えておきましょう。