カードローンやキャッシングで有名な消費者金融「アコム」を利用して借り換えすることができます。今回はアコムで借り換えをするメリットとデメリットの紹介です。
他社からアコムのローンで借り換えした場合とアコムから他社へ借り換えした場合、それぞれにメリットとデメリットが発生します。借り換えは必ずしも返済の負担を減るわけではなく、デメリットが発生し負担が増すこともあるため注意しなくてはいけません。
アコム利用者で借り換え考えている人向けの情報をお伝えします。
消費者金融「アコム」で扱っているローンで借り換えすることができます。アコムのカードローンでもできますし、「貸金業法に基づく借換え専用ローン」でも可能です。
カードローンと借換え専用ローンにはそれぞれ特徴があり、カードローンで借換えした方が良い場合もあれば借換え専用ローンを利用した方が良いこともあります。
アコムで借換え、もしくはアコムからの借入を他社のローンで借り換えをする場合、カードローンと借換え専用ローンの特徴を理解してから借換えすることをオススメします。
当然デメリットも存在するため、メリットだけではなくデメリットのことも知っておきましょう。
カードローンと借換え専用ローンでは異なる点があり、それぞれにメリットとデメリットも存在します。それぞれの特徴を理解してから利用することで返済負担を減らせるため、特徴を理解してから借換えするようにしましょう。
まず異なる点の一つは「追加借入」です。カードローンは借り換え後にも追加借入できますが、借換え専用ローンでは追加借入はできません。
2つ目は総量規制の対象になるのかという点です。「アコム」は消費者金融なので扱っているカードローンは総量規制の対象となります。ただし、銀行で扱っているカードローンは総量規制の対象にはありません。
「借換え専用ローン」は扱っている金融業者が消費者金融でも総量規制の対象とはなりません。つまりアコムの借換え専用ローンは総量規制にはならないため年収の3分の1を超える借入ができることになります。
大きく分けると以上の2点がカードローンと借換え専用ローンの異なる点です。アコムで借換えをするのであれば追加借入ができ、総量規制の対象となるカードローンか、追加借入はできないけど総量規制の対象とならない借換え専用ローンかよく考えて選ぶ必要があります。
借換えはメリットが発生することも多いですが、よく考えて行わないとデメリットが発生することもあります。アコムで借換えをした場合に発生するデメリットも当然存在するため、借換えする場合はデメリットが大きくないのか?確かめてから借換えするようにしましょう。
消費者金融のアコムで扱っているカードローンと借換え専用ローンは金利が高めの設定となっています。
現在利用しているカードローンによってはアコムで借換えをすると金利が高くなり、利息負担が増えてしまう可能性もあるため注意しなくてはいけません。
アコムのカードローンと借換え専用ローンの両方とも上限金利は18%となっています。アコム以外の消費者金融のカードローンでも18%近い金利になっていることが多く、消費者金融からの借入をアコムで借換えする場合、金利が下がらず利息負担も減らないことも多いです。
金利が下がらないと利息負担も減らないため、借換えをする時にデメリットとなってしまいます。利息負担を減らすために借換えを考えている人は金利をよく確認するようにしましょう。
カードローンと借換え専用ローンでは借換え後の追加借入が可能か、そうでないのかという異なる点があります。この追加借入がそれぞれデメリットとなることもあるため注意してください。
まずカードローンですが、借換え後に追加借入が可能なので借入をして借金が増えてしまう可能性があります。借金が悪いわけではありませんが、せっかく借換えして返済負担を減らしたのに新たに追加借入をして負担が増す可能性があるため注意してください。
次に借換え専用ローンですが、借換え後の追加借入はできません。追加借入ができないため、いざお金が必要になった時カードローンのように借入できない点がデメリットとなります。
カードローンと借換え専用ローンでそれぞれ追加借入がデメリットとなることもあるため借換えする時にはそれぞれのデメリットに気を付けてください。
アコムは消費者金融なので扱っているローンが総量規制の対象となります。カードローン、キャッシングは当然総量規制の対象となるため借換えできる金額に制限がかかるため注意してください。
総量規制の対象となるローンでは自分の年収の3分の1を超える借入ができません。現在の借入金額が年収の3分の1を超えている場合はアコムのカードローンで借換えできないこともあります。
アコムで扱っている借換え専用ローンは資金用途が限られており、「貸金業者債務の借換え」のみ可能となっています。
資金用途が限られているため人によってはデメリットになることもあるため注意が必要です。貸金業者債務の借換えのみ可能なので、貸金業者以外からの債務を借換えすることはできません。
つまりアコムの借換え専用ローンでは同じ消費者金融からの借入のみ借換えが可能で、銀行カードローンからの借金を借換えすることはできないことになります。銀行カードローンの借金を借換えする時には利用できませんので気を付けてください。
アコムでの借換えにはデメリットだけではなくメリットもあるため、メリットのことも考えて借換えすると返済負担を減らせます。
メリットは人によって得られないこともありますが、主に上記の4つの効果に期待することができます。それぞれのメリットについてまとめていくため、メリットを得られるのか考えてみてください。
アコムの借換えをすることで毎月の返済金額と金利の負担を軽減できることがあります。
毎月の返済金額はローンによって様々なので、現在利用しているローンとアコムのローンで毎月の返済金額を比較してみてください。アコムで借換えをした方が毎月の返済金額が減れば毎月の返済負担を減らすことができメリットとなります。
次に金利ですが、現在利用しているローンとアコムのローンで比較してみましょう。アコムで扱っているローンの方が低金利となれば、発生する利息を軽減するメリットに期待できます。
借換えは複数のローンからの借金を一つにまとめることもできます。例えば3つの消費者金融のカードローンから借金している人もいるのではないでしょうか。複数のローンから借入していることを多重債務と呼ばれ、以下のようなデメリットが発生します。
3つの消費者金融から借りている場合、毎月の返済は3回発生することになります。利息は1社ごとにそれぞれ発生するために高くなりますし、毎月の返済も3回になるため負担も増えてしまい延滞や滞納になってしまう可能性が高いです。
アコムのカードローンや借換え専用ローンで借金を一つにまとめることでこういったデメリットを解消することができます。またまとめることでメリットも発生するため、多重債務の人に借換えはオススメです。
まとめることで毎月の返済も1回になるし、利息も1社分のみとなるため返済負担を減らすことができ、返済も楽になる可能性が高いです。
多重債務でカードローンの返済に苦しんでいるといった人はアコムの借換え専用ローンもしくはカードローンで借金を借り換えてまとめることを検討してみてください。
アコムの借換え専用ローンは追加借入できず返済のみ可能となっています。
返済のみ可能なので一度借換えをすれば新たな借金が増えることはなく返済に集中できる点がメリットです。ただしカードローンのように借換え後に追加借入ができず、お金が必要となった時に借入することができません。利便性は落ちてしまうため借換えをする時に注意してください。
カードローンの借換えは返済負担を減らすために有効な手段ですが、すべての人に向いているわけではありません。借換え後に返済が楽になる人は向いていますが、借換え後に返済負担が減らない人には向いていません。
アコムでの借換えが自分に向いているのかよく確認してから借換えする必要があります。
アコムで借換え後に金利が下がる人はアコムでの借換えに向いている可能性があります。金利はローンそれぞれで設定されているため、借換え後に金利が下がるのかよく確認しなくてはいけません。
特に複数のカードローンから借入をしている場合はよく確認することをオススメします。なぜならローンの金利は限度額や極度額によって金利が変わり、借入金額が大きくなるほど金利は下がるため、借入合計が高い時に金利が下がるためです。
例えばカードローンAから30万円、BとCから40万円ずつの合計110万円借入しているとします。金利は100万円以上になると金利が下がるため、この場合は上限から少し下がった金利で借り換え可能です。
金利が下がれば利息負担を抑えられる可能性が高いため、借換え後に金利が下がる人にアコムでの借換えは向いています。
複数のカードローンを利用している場合、返済に手が回らずどうしようもなくなってしまうこともあります。借換えをしてアコムに借金をまとめることで返済負担を減らすことで返済できる可能性も多いです。
こういった複数のカードローンで返済がどうしてもできないといった時に借換えはオススメです。アコムでも複数の借金をまとめることが可能なので、複数の借金がある時は借り換えを検討してみましょう。
カードローンでは毎月返済が発生するため、返済金額によっては毎月の負担が大きいこともあります。借換えをすることで毎月の返済金額を減らすこともできるため、毎月の返済負担が大きい時にオススメです。
毎月の返済金額はローンによって異なり、借換え後に返済額が増えることもあるため最低返済金額がいくらからなのか?確認してから借換えをする必要があります。
カードローンは利便性が高いため、ちょっとしたお金が必要という時に借入してしまう人もいます。お金を借りる必要がないのに借入をすると利息が勿体ないですし、いざお金が必要となった時にカードローンで限度額が足りなくなってしまうため注意が必要です。
借入癖がある人でもそれ以上の借入を防ぐ効果に期待できるため、ついついカードローンを使いすぎてしまうという人にも借り換えはオススメです。
アコムで借り換えする時だけではありませんが、借り換えする時にはデメリットが発生することも多いです。
借り換え前に比べてデメリットが多い場合は無理に借換えを行う必要はありません。
アコムでの借換え後にメリットを考えて、メリットが得られるようであれば借換えを検討してみてください。
借換え後に金利が下がらないと利息負担が増えてしまいデメリットとなってしまいます。金利が下がらず利息の負担も減らない場合はアコムで借換えをする必要はありません。
また場合によってはアコムで借換え後に金利が下がった、しかし最終的な利息は借り換え前に比べたら増えていたということもあります。
金利が下がらず利息も軽減できないという時は借換えには向いていないので借換えをする前に金利や利息の計算をよく計算して借換えをするのか検討するようにしましょう。
カードローンでの返済状況は人それぞれで、収入面や日ごろのお金の使い方によっては借換えをしても返済ができないという状況に陥ってしまう人もいます。借換えをしても返済ができないのであれば、借換えをする意味も薄いため、アコムだけではなく借り換えに向いていません。
借換え後に返済ができないという状況の場合は借換え以外の方法でカードローンの負担を減らす必要があります。このような人は借換えではなく債務整理をして借金を整理することを検討しるようにしましょう。
アコムだけではありませんが、消費者金融の貸付条件は銀行より良くありません。具体的に言うと消費者金融の方が金利は高いため、銀行から消費者金融へ借換えをした場合に利息負担が増えてしまう可能性が高いです。
すでに銀行カードローンを利用している場合はアコムでの借換えに向いていないので無理に借換えをする必要はありません。銀行カードローンから借換えをするなら、同じ銀行で借換えをした方が返済は楽になる可能性が高いです。
アコムの利用者が借換えをしなくてはいけないケースに遭遇する可能性もあります。
消費者金融のアコムから他社へ借換えをするのであればやはり銀行がオススメです。
銀行では借換え専用ローンを扱っていることは少ないですが、銀行は総量規制の対象とはなりません。借入できる金額に制限もないので、アコムなど消費者金融からの借入をすべて借換えできる可能性が高いです。総量規制の対象とならない点も銀行カードローンのメリットといえます。
毎月の返済金額についてはローンによってさまざまなので借換え後の銀行カードローンでよく確認する必要があります。ローンによっては返済金額が増えてしまう点はデメリットです。
しかし返済金額が増えると、完済までの期間を短縮でき最終的な利息をさらに抑えられるメリットに期待することができます。アコムから借換えをすればかなり金利負担を抑えられるため、金利負担を抑えたい時にオススメです。
銀行のカードローンといえば審査が厳しいというデメリットがあります。カードローンの利用状況によっては審査落ちてしてしまう可能性も高いため注意してください。特に借入金額が多い人や返済の延滞や滞納がある場合に注意が必要で審査落ちの可能性が高くなります。
アコムだけではなく、消費者金融からの借換えは銀行もオススメなので、借換え先に悩んでいる時は銀行での借り換えも検討してみてください。